ハロウィンパーティー
皆と遊んだり、彼氏が出来たり、勉強したりで楽しかった夏休みが終わった。
「夏休みも終わったから、次はハロウィンパーティーでもしようか」
なにか楽しいことをするときに、いつも提案するのは栞那先輩だ。
「ちょっと待って先輩…受験は?」
「余裕ですがなにか?」
本当に何か問題でも?という顔でこちらを見られても…
「栞那は余裕だろうけど、俺は余裕じゃないぞ…」
陽太先輩が顔を押えて半泣きで言っているのを、抱き留めて私はこう言う
「大丈夫、先輩の勉強ぐらいなら私が見てあげます」
「そんなこと言うけど華那は3年の勉強分かるの?」
愛莉が鋭いとこを突いてきた。そういえば華那に言ってなかったっけ…
「大丈夫、余裕です。…塾でやりましたから」
あからさまな嘘でも愛莉には通用するだろう。
「それで?ハロウィンパーティーっていつするんですか?」
「ん?今日、ってか今から」
急だな…やっぱり栞那先輩は分からないなぁ…
「じゃあ買い出しに行きましょうか。」
皆、なんだかんだ言って楽しみなのだ。
私たちは資金を持って買い物に出かけた。
ご飯やジュースなどを買って、仮装品も買ってきた。
「じゃあこれから、ハロウィンパーティーを開催したいとおもいます!」
栞那先輩が珍しく進行役をしていた。
『『『乾杯!』』』
「さあみんな仮装してきてください」
みんなそれぞれの仮装衣装が置いてある部屋に向かった。
私は自分の仮装衣装を見たらモフモフした人狼【女用】の衣装だった。
「狼って・・・あれ?なんだろうこの紙」
衣装の間に挟まっていた紙をみると、栞那先輩の字で『耳と尻尾は自前♡』と書かれてあった。
「嘘でしょ…でも隠すのって疲れるからありがたいんだけどね」
私は少しだけ栞那先輩に感謝して、人狼【女用】の仮装衣装を着て皆のところへ行った。
「おまたせー」
そこに待っていたのはジャックランタンの格好をした豪太と魔女姿の栞那先輩、ブラックキャットの格好をした愛莉とヴァンパイアの格好をした陽太先輩だった。
「みんな凄いね、かっこいいし可愛い!」
私が柄にもなくカメラで皆を取っていると、みんなが私のある1点を注視していた。
「尻尾が…動いてる…」
あっ…忘れてた!どうしよう、どうしよう。
「それ、最近でた脳波を計測して動く尻尾じゃない?」
栞那先輩がフォローを入れてくれた。
「そ、そうみたいだね…あははは…」
そんな感じに誤魔化して、ハロウィンパーティーを楽しんだ。
楽しみすぎて、先生に見つかったが、女の子が上目づかいで頼み込むと先生は快くOKしてくれた。
「いろんなことがあったけど、楽しかったな」
急に陽太先輩が私に話しかけてきた。
「そうですね、楽しかったです。みんなといる時間も、陽太先輩といる時間も」
「ですから、これからもよろしくお願いします!」
今回で、じんろうげーむは最終回とさせていただきます。
書いていてとても楽しかったです!
読んでくださった皆様ありがとうございました!




