栞那への告白
神「ワシに出番をくれ!」
大丈夫もうすぐきますよ
暑い。ボジョレー並みに例年以上と言う言葉が似合う暑さだ。
私は暑さから逃げるようにエアコンが、かかっているリビングへと避難する。
「おはよう華那、そのモフモフした尻尾触らせて」
お姉ちゃんが挨拶とともに欲望をむき出しに尻尾を触ったが、暑くて尻尾には熱気が絡み付いていたいたので、お姉ちゃんもすぐに尻尾から手を放した。
「暑くて汗かいてるっぽいから、お風呂入ってくるよお姉ちゃん」
私は汗でべたついた不快感を払うためにお風呂へと向かった。
風呂に誰も居ないことを確認してからパジャマを脱ぎ、裸になってシャワーを浴びる。きめ細やかに洗ったり、ロングヘア―の髪の毛を痛めないように丁寧に洗い、湯船に浸かっているとお兄ちゃんの鼻歌が脱衣所から聞こえた
「ちょっと待って!お兄ちゃん私、入ってる!!」
お兄ちゃんとはいえ裸を見られたくない。
「えっマジか…ぐへへ良いではないか良いではないか…」
「洗面器を最大パワーで投げますよ、お兄ちゃん」
しょうがない、乙女?の柔肌の犠牲に消えてもらおう。
「スンマセンしたっ!!」
そう言い残すとお兄ちゃんは脱衣所から消えて行った。
私は十分にスッキリしたので湯船からあがり、体を優しく拭き、パンツとブラをつけて私服に着替える。今日は陽太先輩と栞那先輩が勉強もとい遊びに来るらしいので、オシャレしなければ…
今日は暑いから横ストライプのTシャツに薄く白いワンピース型のものを着て、紺のショートパンツでガーリーになっている。
「やっぱり、陽太君がくるからいつもよりオシャレだね華那」
「ひゃぁ!?お姉ちゃん、ちがっ違うから!」
「はいはい、わかったわかった」
私は茹蛸のような顔になってそわそわしていた。
早く来ないかな…でもまだ心の準備が…って遊ぶだけなのに何考えてるの私!?
ピンポーンとチャイムが鳴った。
「華那、来たぞー開けてくれ、暑くて溶けそうだ」
「は、はい今開けます!」
私は栞那先輩が来ていることを忘れていて耳と尻尾を出したままドアを開けてしまった。
「やっほー…ってどうしたのその耳と尻尾」
完全に見られてしまった。陽太先輩は頭を押さえて横に振っていた。
「こ、これには深い理由があって…」
尻尾が動揺を表すように横に忙しなく動いていた。
「まぁまぁ…先に部屋にどうぞ、このまま真っ直ぐです」
私は言い訳を考えていたが陽太先輩が呼ぶので行くと
「もう正直に言えよ、アイツも肯定してくれると思うぞ」
私は栞那先輩を騙していたが、ここで人狼化したことを伝えるいいチャンスだと思うことにした。
「栞那先輩、これは人狼化と言って人狼になれてしまうらしいです」
「へぇー…ってことはその耳も尻尾も本物なんだ。可愛いじゃん」
私はあまりに反応が薄いのでポカーンっとしていた。
「どうしたの華那?ポカーンとして…反応ないことについてかな?」
「そ、そうです。あまりにも反応が薄かったので…」
そういうと栞那先輩は、笑顔になり
「そんなに不思議でもないでしょう?狼男や神様だって存在しているかもしれないと思っていた私にとっては居たんだぐらいなのよ」
ずいぶん肝が据わった先輩でよかった。
「じゃあ遊びますか」
「そうだな」
私たちはゲームをしたり、この夏どうするだとかの計画を練ったり、勉強したりしていた。
陽太先輩の勉強を手伝っていると、栞那先輩は家の用事とかなんとかで先に帰られました。
「なぁ、華那」
「はい」
「明後日、二人で出かけないか?」
私は心臓が飛び出るかと思った。向こうからデートの約束ともとれることを言われたからだ。
「いいですよ、先輩がルートを決めてくださいね」
平静を装いつつ私は笑顔でOKの返事をだした。
【次回予告】
華那と陽太の初デート・・・・?




