楽しい日常を壊す影
姉・弟・愛莉・神・母・父『MORE!DEBAN!!』
じんろうげーむもこの話で後半に突入!!
評価、ポイントいつもありがとうございます!!
泣いて喜んでます!!
一学期中に二回もあるテスト後半戦の期末テストの勉強を、図書室でやっていました。
期末テスト前なのに図書室は、私たち便利屋部の貸切状態でした。
「珍しいですね、こんなに人が居ないのは…」
「そりゃ、大事な期末テストですしね。みんな家でやってるんですよ」
私が三年間を思い出して、一人だけで納得している。
「いいんじゃないか?どれだけ栞那たちが騒いでも迷惑かからないしな」
真面目に勉強している陽太先輩が迷惑そうな顔をしながら言っていた。
まあ陽太先輩の頭なら、赤点回避無理だと思いますけどね。
「華那…お前、後で覚えとけよ」
声を出してないはずなのに心を読まれてしまったようだ。
「何故ですか先輩!」
「心の中で失礼なことを言ってるのは分かった。お前顔に出やすいぞ」
そういいながら陽太先輩はノートに”耳と尻尾が出てないときは”と書いてきた。失敬な…私分かりやすい女なんですか!?
あれからと言うもの陽太先輩と二人の時は尻尾や耳を出している。理由は副部長命令だそうだ。
「そういえば陽太先輩、私教えましょうか?」
「あ、ああよろしく頼む。」
他の部活メンバーはジュースを買いに行ったり遊んだり、真面目に勉強していて周りが見えてない様子だったので、陽太先輩の勉強を見ることにした。
「華那はテスト大丈夫なのか?
「大丈夫ですよ。前もオール満点でしたし、今回も…ってそこの問題は”ア”じゃないです”エ”です。」
「オール満点って栞那かよ…じゃあここは?」
「栞那先輩ほどではありませんよ。なんせ私二回目ですし…あ、そこの極限は”-∞”です」
それから一時間ほど陽太先輩の問題を解きつつ懇切丁寧に教えていると、いきなり栞那先輩が声をかけてきた。
「ほう、華那ちゃんは3年の問題も解けるのか…私の先輩…君のお兄さんの彼方君は私の目標の人だったよ。華那ちゃんみたいに、スラスラ問題を解いて必ず学年1位をキープしてるんだもの」
そういえば、そんなこともあったかもしれない。昔は無我夢中で勉強していたから順位に拘っていなかったっけ。
「そうなんですか…誇りに思いますね。」
「自分で自分を誇りに思っちゃうなんて、彼方先輩らしくないですね」
栞那先輩から出た言葉に私は絶句した。
「な、なんでわかったの?」
「そりゃ、長年後輩やってきて癖が分かるんですよ。その優しい表情や物思いに耽るときに、指を顎に置く動作とか」
日常で使っていた癖でばれるなんて…私はアホだなぁ…
「そうです、栞那先輩。私は元、彼方です。」
嫌われると思いつつも、信じてくれた陽太先輩を信じたように私は栞那先輩にカミングアウトしました。
「そっか…可愛くなったね彼方先輩、いえ華那ちゃん」
「気持ち悪いとか思わないんですか?」
「気持ち悪いなんて思うわけないじゃない。もし気持ち悪いと思う輩がいたら私は鉄拳制裁を加えるわ」
嫌われていなかった。むしろ支えてくれるようだった。
「嬉しい…あるがとう!」
私は感極まって栞那先輩に抱き着き、涙を出さないように頑張った。
それからテスト勉強を皆で頑張ってやり、テストを受けた。
私と栞那先輩は学年1位だった。愛莉は学年2位、豪太は学年51位。豪太にしては上だったようだ。陽太先輩は、勉強を教えた甲斐があり学年6位だった。
「さて、みんな上々の順位だったので部費を使って、レストランで祝勝会でもやりますか」
部長が珍しく進行役をやり、レストランでおめでとう会をやるらしい。しかも部費で…まあいっか!
私はレストランに行く前に教室によっていた、ガチムチ系男子に呼び出されたのだ。
「よ、用はなんですか?」
私は恐る恐る聞いてみた
「はい、用というのは…お、俺と付き合ってください!」
初対面の相手にいきなり、付き合ってくださいはドン引きします。
「ごめんなさい」
私は間髪入れずに断っていた。多分あれだろう、これが脊髄反射だろう
「な、なんでですか!?俺、華那ちゃんの事誰よりも好きなのに!!」
泣きながら、これまたドン引きするようなことを言ってくるガチムチさん。
「私、他に好きな人が居るんです。」
これで諦めるだろう、そう思い、待ってくれていた陽太先輩の元へと戻った。
「くそが…俺の気持ちを分かってくれない華那ちゃんなんて…」
私が居なくなった後の教室にガチムチ君の喚く声が響いたらしい。
【次回予告】
さあ期末テストも終わった、学生のビッグイベント夏休み前半!!
ガチムチ君はどうなってしまうのでしょう。
華那の好きな人とはいったい?




