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じんろうげーむ  作者: 塵の様なもの
楽しくも波乱な日常
13/22

ゴールデンウィークその2!

ゴールデンウィークの旅終了です!!

私は川遊びでビチャビチャになった服と下着一式を脱いで、お揃いのパンツとブラを着て、濡れたくないと意思表示をするために白いマキシ丈のロングスカートを穿き、デニムシャツを着て髪を乾かしてサドルシューズを履き、皆のもとに戻った。

「おまたせっ」

そういうと全員がこちらを向き、可愛いと言ってくれた。

正直嬉しかった。男の時はあんまり女の人の気持ちが分からなかったけど、素直にほめてくれるのが嬉しいんだと分かってこれから女の子には優しくしようと思った。

「そういえば、それってひn―モゴモゴ」

栞那先輩がお姉ちゃんに口を閉められてるけど、どうしたのかな?

「栞那ちゃん野暮なことは言っちゃだめだよ。あとあれ私が選んだ服なんだー♪」

野暮?何を言ってるのお姉ちゃん。私は訳が分からず愛莉と一緒に男衆と遊んでいた。

「愛莉ちゃんの赤毛いいね…はぁ…」

私に小声で言ってきた変態おにいちゃん天使あいりだったら天使をとるよ。さようならお兄ちゃん、来世で会おうね

私は狼の力をほんの少しだけ使ってお兄ちゃんの頭を叩き、お父さんへと連絡しておいた。さようならお兄ちゃん

私たちが楽しく遊んでいると日が落ちてきて月が出始めた。

「皆寝ちゃったね、私たちも寝ようか」

お姉ちゃんの申し出は嬉しかったけど私は寝れるぐらい冷静じゃなかった。

何故か外に出て走り回りたくなってしまったからお姉ちゃんに断って外へでた。

「外は寒いなぁ…」

外に誰もいないことを確認して月夜に狼の耳と尻尾をさらした。


ガタッ!という物音が後ろからしたので振り返るとそこには陽太先輩がいた。


「華那…それ、耳と尻尾…」

見られた、見られてはいけない人に。信用はしているけど、見せたくなかった人に見られてしまった。

私は涙を流しながらその場を去った。

「お、おい!華那!待て!!」

陽太先輩が追いかけてくる。立ち止まりたい、女になったのを肯定してもらえた時のようにこれも受け入れてほしいと思うが、受け入れてくれる絶対の自信もない。


それが私を止まらせなかった。


「おい!華那!そっちは崖だ!」

そう聞こえた時には遅かった。私は崖から足を滑らせて落ちた

と思っていたが本能的に何かにつかまっていた。この感触は多分、木だろう。

少しメキメキ音をたてている。

「華那!俺の腕に掴まれ!手を伸ばせ!俺を、信じろ!!」

その言葉で、その1単語で私は陽太先輩の腕を掴んでいた。


「せんぱい…たすけて!」

そういうと陽太先輩は私を引き上げ、私を叱った。

「お前な、崖から落ちたと思った瞬間冷や冷やしたぞ!俺がそんな耳と尻尾生えてるぐらいでお前を拒否すると思ったのか!?」

本気で叱ってくた、私を肯定してくれた。それだけで涙が溢れだし止まらなくなり、先輩に抱き着いていた。

「うぅ…ひっく…ごめんなさい!…うわぁぁぁん!」

私は大声で泣いた、安堵や不安が消えた嬉しさ、すべての感情が涙に変わったかのように泣いた。


「すまなかった。俺が少し戸惑いを見せたからだろうな…でもこのことは誰にも言わない。」

「約束…ですよ…」

私は泣き疲れたのか気がついたらコテージの中にいた。


「昨日の夜、狼の声がしたような気がするんだけど~夢かしら?」

朝、帰る支度をしていた時に栞那先輩が不穏なことを言うものだから、私と陽太先輩はビクッと体を震わせていた。


若干の気まずさがあったが陽太先輩とは仲直りができ、皆ともっと親しくなれた。


「華那は気づいてないかもしれないけど、ずっと陽太先輩を目線で追いかけてたよ。これってもしかして恋ですかな?」


お姉ちゃんが私に小声で、そんなことを言ってきた。

「ち、ちがっ!」


反論できずに顔を真っ赤にして、頭の中でその言葉が回って気がついたら家だった。

【次回予告】

陽太を無意識のうちに一人の男性として意識し始めた華那、そんな華那にはお構いなく衣替えの季節がやってくる

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