テスト期間
ごめんなさい!ゴールデンウィークの前にテストあるの忘れてました…
テストは何故あんなにも人生に付きまとってくるのだろう?
二度目の高校生生活を送ってから、より一層思うようになった。
「テストって面倒くさいけど、やりがいあるよね!」
愛莉は勉強頑張ってるけれど私はテスト勉強なんてしなかった。だって二度目だもの
「そうだ!華那、一緒に勉強しようよ!」
「うん、いいよ。図書館に行ってやろうよ」
天使のような笑顔の前で拒否はできなかったよ…
「あれ?華那、頭に変なものついてるよ」
変なもの?と思い頭を触ると狼耳がちょこっとだけ出ていた。
「うわぁああ!ちょっと愛莉待ってて!」
そう愛莉に言い残すと少しだけ狼の力を使って走る速度を速め、トイレの個室に入った。
「丸いもの、丸いもの!」
私は携帯についている丸いストラップを見て興奮を落ち着けて、耳と少しだけ出た尻尾を隠す。
「はぁ…よかった…」
私は脱力し、便座に座り、少し冷静になった。
「華那ー?大丈夫ー?もしかして生理?」
コンコンとノックの音がした後、愛莉の声が聞こえた。
「生理じゃないよ、大丈夫。ありがとう」
前の生理はしんどかった。初めてだったこともあってか、びっくりしたりもした。だって太腿から下が血に染まっていたり下腹部がなんだかチクチクする痛みも続いていたし…
「じゃあ行こうか」
私たちは勉強道具を持って図書館に行くと、ダブル水面先輩と栞那先輩とお姉ちゃんとお兄ちゃんが同じ机で勉強していた…これには私も即時反転するものの愛莉に捕まえられて、そこの机に移動させられました。
「あ、華那ーお友達?」
「うん、そうだよ。お姉ちゃん」
お姉ちゃんと言うと愛莉がビックリした表情を見せたが次でもっと驚くだろう
「お兄ちゃんも、こんにちは」
愛莉はそこまで反応が変わらなかったが、ダブル水面先輩は笑いを堪えていた。そりゃ立場が逆転した兄妹を見たら面白いでしょね!そう思いながら無言で私は英語辞典を振り上げていた。
「こら、やめなさい。図書館で暴れちゃいけないよ!」
必死に陽太先輩が止めてくるので私は英語辞典を下した。
そうこうしていると栞那先輩が緩い口調で立案した
「ゴールデンウィークさぁ、どこかに旅行しようか」
「別にいいですけど、今言うと現実逃避にしか聞こえないですよね」
私がそう言うと栞那先輩は落ち込んだ様子もなく
「大丈夫~私頭良いから!学年1位だから!」
それが本当だから栞那先輩は凄いんだよな…2年間ずっと1位だった覚えがある。
「その旅行には私も行っていいんですか?」
お姉ちゃんがキラキラした目で栞那先輩に言い寄る。お姉ちゃんは多分現実逃避だろうな…
「うん、いいよ~」
「恭助は絶対参加な!」
陽太先輩が男子に負担が来ることを察したのか、お兄ちゃんを巻き添えにしようとしている。そしてお兄ちゃんが私に助けてと目線を向けるが、陽太先輩達に弄られるのが分かってて助けることはしない。南無!
そんな他愛無い雑談をしながらテスト勉強をして解散になった。
でも私はまだ残って勉強していた。陽太先輩が分からないところを解いてあげるのですよ。
「陽太先輩、良かったですね。栞那先輩なら教えてくれませんでしたよ」
私は慎ましやかな胸を突出しえっへん!と言ってみる。
「あぁ、ありがとうな!華那。教え方は彼方のまんまだったけどな」
陽太先輩は笑顔でお礼を言ってくれた。さすがイケメンだ、ちょっとキュンと来た…
「いえいえ、でももう私は華那なんですよ先輩。華那として生きていくんです。」
笑顔でこちらも返してみる。私の顔は少し赤かったが夕陽に当たっていたからバレないだろう。
「あ、あぁ!すまんな!」
そういった先輩の顔も少し赤かったように見えた。って何故私は赤くなってるんだ!?もしかして…いやいやそんなことはないはずだ!
「まずは、テスト頑張りましょうか」
話を変えよう、そうしよう。じゃないと感情の起伏が激しすぎて耳が出そうだ!
「そ、そうだな!お互い頑張ろう!そのあとは楽しく皆で旅行行くか」
「はい!」
テストは皆上々だったし、栞那先輩は本当に1位を取った。これで心置きなく、ゴールデンウィーク遊べるねと誰しもが思っているだろう。
【次回予告】
次回こそ!次回こそ!ゴールデンウィーク旅行編です!
どこに行くかはまだ決めてません!たぶん明日の昼ごろに出します!!




