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じんろうげーむ  作者: 塵の様なもの
楽しくも波乱な日常
10/22

ダブル財布

10部め突入!頑張っていきます!

春の行事の中で一番嫌いなものがやってきた。

部活説明会は栞那とかもでてくるんだろうな…

私と愛莉は無駄にデカく作られた、部活説明会の会場の体育館に移動してきた。名簿順に並べという指示が各担任が言っているので私達は従い並ぶと、部活説明が適度に書かれてあるパンフレットの様なものが配られる。

表紙が見たことある白黒のクマなんだけど…まあ大丈夫だろう


「愛莉は、なにか良い部活見つけた?」

「うん!私ね、あんまり優しいと思われてないことがあるから誤解を解くって意味もあるけど、便利屋部っていいと思うの!!」

愛莉から聞こえた部活名に意外さはなかったけど、その部活はやめた方がいいと思うよ…雑用ばっかりくるから。

「私ね、雑用とかでも細かい作業でも頑張るよ!華那はどこに入るつもりなの?」

そうくるか…どう答えよう?でも一番慣れた便利屋部に入った方がいいのかな…?

「うーん…便利屋部にしようかな?」

”ホントに!?”と目をキラキラさせながら愛莉が言っているのでもう後戻りはできないだろう。


『ではこれから部活説明会を始めます。最初の部活は、我らが救世主!便利屋部でーす』という生徒会長の合図と同時にダブル水面先輩と木下栞那きのしたかんな先輩が出てきた。

「はーい便利屋部でーす。なんでもできる方、他の部活の雑用でもできる方を募集しています~」

そんなことを言うもんだから、愛莉以外の他の学生引いてるじゃないか…

そんなほんわかした説明が終わり、他の部活が出てきて個性的な部活紹介をして、部活説明会はおわった。


その日の帰りのSHRショートホームルームに入部届を担任が配ってきて一言

「これ明日までに決めて持って来いよ。」

担任はめんどくさがりで有名な教師だそうで、後々片づけるのが嫌だからという情報がクラスの子から来た。


「華那は、もう書いた?私は書いたよ!便利屋部!」

「すごい意気込みだね…愛莉」

愛莉は満面の笑みで私に死刑宣告をした

「じゃあ華那も出しに行こう!あと、部室にもいこう!!」

天使が有罪判決の紙を持っている想像が頭をよぎった。

「う、うん…」


私たちは4階にある便利屋部の部室の扉を開いた。


「おっ、入部か…ってなんだ、かなt…華那か」

陽太先輩ぎりぎりセーフ!言ってたらお父さんに連絡を入れた後、愛莉の見てないところで狼の力を使うところだった!

私が黒い笑みを向けていたのを気づいたのか豪太も黙っていた。

「えっ、先輩と華那って知り合いなんですか?」

愛莉、それいじょうはいけない。

「う、うん。登下校の時道が一緒で…」

私は目線を明後日の方向に向けながら愛莉に言った。

「そうなんだ!納得!」


愛莉がちょっと抜けてる子で良かった…

「陽太先輩、私たち二人は入部希望生です。」

「そ、そうなんだ。じゃあ挨拶をしようか」


「私は3年の木下栞那、ここの部長をやってます」


「俺は2年の水面豪太、そこの水面陽太の弟です。」


「俺は3年の水面陽太、一応この部活の副部長だ。」

『『『よろしく』』』


声を練習してたかの如くそろえて、よろしくっていうとこが凄いと単純に思った挨拶だった。


「私は1年の水島愛莉です。よろしくお願いします!」


「私は満月華那です。よろしくお願いします。」

こちらも一応挨拶はしておいた方が良さそうだったので挨拶しておいた。

「練習しておいてよかったね~挨拶。」

練習してたのか!!内心ズコッっとなりながら先輩方の話を聞く。


「じゃあ新規入部生も入ったことだし、男どもの奢りで何か食べにいこー!」

お、女で良かったと女になって初めて思った。あとダブル水面先輩方の視線が痛い。

「お前も男だったよな…?彼方?」

陽太先輩が私にしか聞こえない声で言ってきた。

「私は華那です。女の子ですよ?」

私も小声で返す。


初めての部活は先輩の奢りで食べるケーキバイキングになった。

おいしかったです♪

【次回予告】

時は過ぎ五月!ゴールデンウィークでおでかけ!

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