いたちごっこ
いたちごっこ…両者が同じ様な事を繰り返す事。
私達は…まさにそれをやっている。
ああ、また“彼”が現れた。
――――――――――――――――Byエン
あの日から…リョグが、エンのいく先々に現われる様になった。
そして、今日も…また……
リョグ「だから、今日こそは少し話を!」
エン「急いでるんですってば!!!」
騒がしい声が聞こえた。
リョグ「何でいつも急ぐのです?」
エン「薬を作ってるからですよ!」
リョグ「それ以外にもあるでしょう?」
エン「勿論。お客さんが来るからですよ!!」
そして、また…
エン「では失礼します。」
リョグ「あ、ちょ…3!」
掴もうとした手も、届かなかった。
リョグ「……また、逃げられた…!」
目の前にあるのは…また、壁だった。
リョグ「全く…どうやったら捕まっかなぁ…」
小さな喫茶店で、そう零した時…
店主「なんだ、彼女の話か?」
店主さんがそうツッコンできた。
リョグ「あ~まーそう言う感じかな?」
適当にそうごまかした。
…本当は男なのだが。
店主「そうだな…罠とか仕掛けたらどうだい?」
リョグ「いや普通はそんな事しねぇし;」
店主「そうか…………魔法使って逃げるんなら……空間固定とかか?」
…店主はいらん知恵を与えてくれたようですw
リョグは何と無くつかおうと思っていた。
次の日…エンは一人の少女と話していた。
そりゃあ、たまにしか出会えないし。
エン「で、どうなん?アイス。」
アイス「えww」
…まぁ、内容は察して下さい。
リョグ「見つけましたよ?」
エン「あー早かったですねー」
リョグ「今回こそは逃がす事はありません。」
エン「えーwwwww」
アイスは取りあえず静観を選んだ。
リョグ「では……ライ/スォン*グランチェ・ショヲス……」
エン「あ……」
アイス「ま、間違って……」
アイスが言い終わる前に………エンが倒れた。
そして――――リョグとアイス……そしてその場にいた数名が、姿を消した。
何処を間違ったのか分からなかった。
そして――ここは、何処なのだろう?
―――――――――――――――――――――Byリョグ