現われた黒い影
暗殺者。
彼等は獲物を逃しはしない。
逃せば自分が獲物になる。
殺伐とした日々を…常に生きている。
前回の賑やかさとは打って変わっての……数日後。
ここは“表世界”にあるとある惑星。
その中の…“ザ・クライェント”という島の丘の…黒い屋敷。
そこでは…数人の男達が集まっていた。
男達からちょっとだけ離れた所に、暗殺者の青年と…男達の頭がいた。
??1「…で、頼みたいのは…とある男をとらえて欲しいってのなんだが…」
暗殺者の青年は声を潜めつつ頭に言った。
??2「とある男?…どんな顔だ?」
??1「これだ。」
そこに写っているのは……何と前回の“奴”の……素顔でした。
??2「なんだぁ?普通の奴じゃねぇか。」
??1「…一応、忠告するが……コイツは死なない」
??2「何言ってんだお前」
早速面倒になった、と言う表情を隠しつつ、青年は話した。
??1「…コイツは、どんなに銃弾を受けても死なないし…どんなに殺しても死なないんだよ。」
??2「……揶揄でも何でもなく…か?」
??1「ああ。…だからサッサと捕えて…」
??2「よっしゃ任せとけ。」
青年の言葉を突然切った頭は…部下に大声を張り上げた。
??2「お前等!大きい仕事が入ったぞ!!」
??3「なんだよ頭;突然大声張り上げて;」
??2「今回はな…巷で噂(?)の化けモノ共…それを操る大将を捕えろ!」
…これには青年は流石に絶句した。
??1「オイ、何でそんな大事になってるんだ;」
??2「こんぐらい言わねぇと、部下共もやる気にならねぇと思ってな。」
??3「…で、その大将はどんな姿で?」
青年とは対照的に、一人の部下が頭に言った。
??2「こんな奴だ」
??3「まだ餓鬼じゃねぇですか;」
??4「どれどれ?……確かに餓鬼だな;」
??5「気が進まねぇけど…仕方ネェよな;」
どうやら、一応やる気になったらしい。
??2「今の内に、作戦を考えるぞ!」
頭達はその日、ずっと作戦を考えたと言う。
その頃…
“奴”…もとい、エンはクライェントの店で買い物をしていた。
エン「…お、この薬草安い!10ください!」
店員「まいど!」
店長「いやぁ…お陰さまで繁盛してますよw飴、オマケですw」
エン「どうもwwww」
……完全に子供扱いされている事は、触れないでおこう。
エンは、知らなかった。
明日、どの様な事が起こるのか。
そして…どうなるのかを………。
因みに…薬草は5G位でしたwwwwww
一同「安っ!!??」
店員「アハハ…だってこの島、周りが薬草ダラケですからw」