prologue
“奴”はただのターゲット。
それ以上でもそれ以下でもない。
これから…………どうなろうとも。
心。
それは不思議なモノ。
誰も簡単に変えられるモノでは無くて……
自分が簡単に変えられるモノでもある。
心……。
とある暗殺者のターゲットである“奴”の心の中で…
今日もまた、ワイワイと喋っているのだった。
??「だから…小生が思うに、それは違うと……」
最初に喋ったのは…お馴染み、ギィである。
??「…なら何でアイスを冷凍庫に入れ忘れたんだ;」
こっちはEDだ。
…どうやら誰がアイスを入れ忘れたかで言い合っているらしい;
…実は、彼等の他にも…人格(?)は何人もいるのだ;;
??「……我、無知。」
難しい(?)喋りで喋っているのは…通称、闇。
余り喋らない。
??「ぼくもしらないよ~!」
無邪気に言ったのは通称、光。
……その無邪気が、一番怖いのだが……。
??「オ、オレッチも知らねぇ;」
若干焦った様に言ったのは…通称、炎。
普段は弟(!?)思いの良い兄ちゃんですw
??「では…一体どなたが?」
首を傾げる様に言ったのは…通称、氷。
冷酷だが、家族(!?)には優しい主夫(!?)。
ギィ「…まさか……」
ギィはとある人物を思い浮かべたが…何も言わなかった。
炎は犯人を知っていた。
だが、言ったらヤバそうなので言わなかった。
結局、アイス冷凍庫に入れなかった人は…不明だった;
~後日(氷の目の届かない所)~
ギィ「炎…誰だったんだぃ?」
炎「エンと……」
ギィ「そりゃあ言えなぃねぇ;;」