56話 それぞれの仕掛け
「交代だよ~」 「カケル、アルケイオス」 「起きて起きて~」
エアル、カルクラム、ノーレの3人が眠そうにしながら俺たちを起こす。彼女達は夜中の0時から3時間の見張りだったので、この後は朝6時までの3時間を睡眠に当てる。0時からの見張りの前に3時間寝ていたから合計6時間寝ることになるが、途中で起きているので少しつらいだろう。だが明日からはこの順番がひとつずつ繰り上がるので、彼女たちも睡眠時間は確保できるはずだ。
現在時刻は未明の午前3時。やや光を落とした土障壁の中にある灯火が、意識のはっきりしてきた俺を出迎える。アルも起きてきたようだが、ユリカの姿が見えないので既に外に出ているようだ。ここから朝6時まで、俺とアルとユリカの3人で外を見張る。
「カケル、行こうか」
「ああ。3人ともありがとう、おやすみ」
「やっと寝られるね~」 「あとは頼んだよ」 「何かあったらすぐ起こしてね」
もぞもぞと寝床に入る3人を見届け、先に外へ出ているのであろうユリカのところへ向かう。他のみんなは、すーすーと静かな寝息を立てている。幸いなことに、鼾のうるさい者はいないようだった。少々鼾の立つ者がいたとしても、風の障壁で音を遮ってしまえば済むことだが。
「ユリカ、先に出ていてもらってたんだな。ありがとう」
「少しだけ早く起きちゃったのよ。3人とは共同研究についての話をしてたの」
ユリカは先に見張りに立っていた3人と話していた内容を、俺たちにも教えてくれた。ただし見張りを行いながらだが。
対物理障壁を3、対加護障壁を6つも設置した、直径30メートルの九重の風障壁と直径25メートルの二重の地障壁との間に、見張り用の空間がある。それぞれの障壁は力石によって維持されているのではなく、継続時間指定をした上位障壁だ。少々加護量を消費するが、仮想敵は魔獣ではなく人間なのだから、力石をめがけて攻撃されると脆弱性が顕になるので、念のためにとわざわざ上位障壁を張った。
そのかわりとして内部には二酸化炭素を炭素と酸素に分解する触媒加護を設置し、この広い空間の酸素量が変化しない仕組みを持たせている。この分子分解は火の加護の得意分野だが、繊細な調整力を必要とするのでクマソとマスタはこの詠唱を力石へ込めることを辞退して、イリスにまかせていた。マスタは努力すればなんとかなる可能性があるが、クマソは加護が強力すぎて攻撃向きなので、分子分解のような細かい詠唱は不得意だ。
イリスはさらに、呼吸によって生み出される水分子の数が一定以上にならないような詠唱とアミノ酸生成の詠唱を同時に行った。これによって湿度が上昇し続けることもなく、下がることもなく、さらには水分子が分子分解された後に通常生じる可燃性の水素気体濃度が高まることもなく、先に設置した二酸化炭素分解と組み合わせた三重触媒詠唱を作り出していた。
水分子の分解で発生する水素も、炭素と合わせて安易に炭化水素とするのではなく、水分子分解で一緒に生まれた酸素や空気中の窒素も使ってアミノ酸とするため、可燃性の気体は一切発生しない。生み出されるのは酸素と、力石の周りに積もる有機物の粉だけだ。その粉も大地へ還るので、この森の生態系を崩すことも無い。三重触媒詠唱のおかげで、障壁の中には清浄な空気が満たされていた。
イリスは華之団の団長としてこの三重触媒詠唱を発明した。通常なら障壁に小さな穴を開けてそこから空気を出し入れしてみたり、二酸化炭素を分解するだけにおさめるのだが、これならば宇宙空間で長時間の航行を行ったとしても、空気に関する詠唱対処工数が激減する。火星まで星間飛空船で航行するときなどは、3ヶ月以上もこの空気対処で、船内の要員が毎日毎日忙殺されるのだ。
さらにイリスは排泄物に関しても完全な分子分解を行う研究、さらには作り出されたアミノ酸で食料を作り出す研究をしているという。そこまで完全な船内原子循環の環境を作り出せれば、星間航行の価格はおそらく今の10分の1となり、まさに宇宙時代が加速するだろう。だからイリスが書く論文には、俺たちも期待しているのだ。おそらく1つ上の先輩騎士たちが発表した複合詠唱と、同じぐらいの衝撃を世にもたらすだろう。
そしてユリカが研究する高速度星間航行、これは今までの軌道航行ではなく純加速航行だ。惑星の位置に左右されずに、太陽系のどの方向にも好きなように進むことが可能になるものだ。現在のところ、火星が最接近するときしか火星への到達は難しく、しかも火の加護を目一杯使っても3ヶ月はかかる。加速するのもいいが、火星へ接近したときには減速もしなければならないから問題は多いのだ。火星が太陽の向こう側にあるときなどは、火星へすぐに到達することは、遠すぎるために諦めなければならない。だから火星までが星間航行の限界だと世間では思われているのだ。
ユリカは神術の授業内でこの時空型加速理論をほぼ独自に仕上げていたと言う。あの岩を強烈な速度で投げていたのは、投げたのではなく加速させていたのだ。やっぱりそうだったかとユリカに言うと、エヘヘとはにかむ。だがユリカはこの時空型加速理論を、時空加護ではなく4属性で行える可能性について言及する。
俺にとっても衝撃的な話だ。ユリカは時空加護も光加護と同じように、4属性の集合体だというのだ。ユリカは原子を構成する力が4種類あることについて俺たちに説明する。
「雷磁力、重力、原子核力、素粒子間力の4種類の力が物理理論として存在するのは分かるよね?」
「ああ。つまりその4つの力はそれぞれ4属性の集合体なのか?」
「そう、雷磁力は風を軸とした4属性集合体、重力は地を軸に、原子核力は火を軸に、素粒子間力は水を軸にしたもの」
「軸にしたもの? 重力は裏詠唱じゃなくて他の属性も借りていたのか?」
「裏詠唱のいくつかは、実は他属性に関わりがあるのよ。みんな知らないうちに使っているだけ。水以外は説明しなくても分かるよね。水はおそらく裏の裏詠唱で、回復を早めるっていうのは素粒子に作用して中性子を破壊したり生成したりすることで原子分解を部分的に行っているのよ。つまり疲労原因物質の破壊ね」
「ああっ!? そういうことか! どうりで重力詠唱が強すぎるわけだ。火属性の分子分解だって出来すぎた力だ。そして俺が水属性が使えないのもなんとなく分かったな。原子の中の力だったのか」
「ということは、その4属性集合体の4つの力は」
「もとは一つってことね。おそらく相当強力な加護をかなり狭い範囲に押しとどめないと、一つの力は生まれないけど。そしてその力は、時空を歪めるほどの力を持つ。これが闇と星の加護ね。光の加護も表面上4属性を集合させているので、未発見の素粒子で構成された精神・魂への干渉が可能になるのよ」
「いやあ、やられたよユリカ。王家も知っているはずの統一理論よりさらに上だ。おそらく、それが真理だ」
「いやいやいや! 私もカケルからもとが一つということと、物理学の深い知識について聞いていなかったら、絶対に辿り着けなかったことよ」
「そうか、でもその知識を集合させた知恵はユリカだけのものだ」
「4属性とも複合させた詠唱を、4人の騎士が力を合わせて唱えれば、時空加護が使えるんだな。少々訓練する必要があるが、誰でも木星へ行けるようになる」
あとは木星に到達して帰ってきた後にでも4属性を複合させる詠唱を発明すればいい。4人揃いさえすれば木星へ行ける時代がやってくるのだ。この理論はしっかりと図式、方程式を書き出す必要がある。だが肝心の部分だけは要人だけにしか公開しない方がいいだろう。得られる力が膨大すぎて危険だからだ。
「あれ? なんだ3人とも起きて来ていたのか?」
そこまで話をしていたら、マスタとエイルキニス、ミューの3人が後ろにいることに気がついた。彼ら3人は最初の見張りだったので、彼らが就寝してから既に9時間も経過しているのだ。俺たちの声がわずかに入り口から入り込んできて、それで目が醒めたのだろう。
「ははは、だいたい話は分かったよ。それにしてもユリカ、君はすごいね。無駄な常識ってものが束縛していると、それは考え付かないことじゃないかい? 話を邪魔しないように気配を殺すのが大変だったさ」
「ユリカ、加速理論についてはアトラタス終了後にでも落ち着いて実験しようね~」
「そうねー! 少し飛空船引渡しまで日があるから、しばらくは実験と理論形成ね。まだ私の頭の中にあるのは雑なものだから、みんなで知恵を絞って考えれば、きっといい理論が完成するはず!」
「だが問題は、彼らだな」
「ああそうねカケル。ちょっと次元扉で様子を見ようか?」
「いや、まだいい。この探索加護は8人とも就寝していることを表している。さっきからぴくりとも動かないじゃないか。今見ても彼らが寝ている姿しか見えないよ」
「うーん、そうね。それにしても何にも無いね。本当に襲ってくる気はあるのかなー!?」
アルの言葉に、ユリカもつまらなさそうに自分の髪を梳いている。ここまで監視者側を監視される側が監視できるというのは、あまりにもお粗末な状況なのだから退屈と感じるのも仕方が無いだろう。お粗末なのはエスタたちなのだが。だが彼らは犯罪者だ。たとえ年齢がまだ戸籍登録対象の19歳になっていないとは言え、ダイムーの法的責任年齢は16歳からなのだから、その罰をしかるべき法的措置に従って受けなければならない。
彼らが今日何時ごろ動き出すかどうか、それが問題だった。それもちょっとした仕掛けをすれば調整が出来る可能性がある。彼らに「今だ」と思わせる瞬間を作ればいいのだ。
結局その後はマスタの冒険話が面白くて、ずっと聞き入ってしまっているうちに朝になった。彼の冒険には常に彼自身との精神的闘争であり、知的好奇心を満たすための行動に溢れていた。いろいろな土地へ出かけ、その風土が形作られた理由や文化の経路を確認するために、既に人間が住まなくなってしまった地域へ確認の為に踏み入ったりして、民間伝承の根拠を再発見したりするのだ。
それは旅行ではなく、考古学という分野を確立すべきであろう活動だったが、本人はいたって楽しそうに当時の事を語るので、新しい学問として成立させるつもりもなく、ただ紙伝をにぎわせていただけだった。
マスタが発見したものの中には、神話時代から周囲と隔絶された集落や、初代太陽王当時の遺物などが含まれており、神話時代にこの文明がどのように成長してきたのかが、よりはっきりとし始めていた。エイルはマスタの話を聞きながら、それが何回も聞いた話であろうとも目を輝かせている。だが今回の遺跡は、それを上回る発見になったのだ。俺と一緒にいて良かったと言ってくれるのは、俺にとっても嬉しい話だ。
「・・・6時だぞ! 2日目の探索行を始めよう!」
9時間ほどぐっすり寝てしまったゼルイドが、体を起こしながら全員へ2日目の朝を告げる。今日も天気は良いが、多少ちぎれ雲が飛んでいて風があるので、午後には雨が来るだろう。ゼルイドの声に寝ていた者も全員飛び起き、速やかに荷物を片付ける。俺とゼルイドは地の障壁を崩し、打ち合わせどおり遺跡の入り口を塞いで地面を均す。
アルは、ここに来たときに伐採した樹木を神術で細切れにし、土に還すためにばらまいている。数週間でここにも野草が生え、俺たちが野営したことさえ分からなくなるだろう。食事についても昨日の残り物として肉は乾燥させておいたので、朝飯と昼飯はこの大量の干し肉を消費すれば良い。
「さあみんな、北北西へ向かおうか。今日は・・・おそらく戦闘がある。干し肉は全員持ったよな?」
俺の言葉に全員が頷く。3人娘はアルから教えてもらった移動障壁を作り出し、俺たち全員を保護していた。突然加護矢が飛んできたところで、それがエスタたちのものだろうが魔獣からだろうが、数撃は守れるはずだ。すぐに障壁が破壊されたとしても、俺たちは反撃の準備をしているだろうから機能としては十分なのだ。
「さて、障壁も3人に張ってもらったし、彼らも動き出したようなので状況を見てみようか。ユリカ、歩きながらでいいので俺たちのいた地点に扉を小さく開いてくれ。どうせ背中を向けていれば見えないだろう?」
「そうね。これなら全員状況を見られるからね。みんな、扉を開いたら声を出さないで、音も立てないようにしながら歩いてね」
森の中を13人で歩きながら、監視者を逆監視する。ユリカが開いた窓には、やっと俺たちが野営を張った場所に到達した、8人の男たちが見えていた。一人ずつ入れ替わってユリカの手元に張られた次元扉を覗く。エスタたちは荷物が多いせいで、一人一人が疲れた顔をしていた。
彼らは信頼関係の強い集団ではないのだろう。エスタの配下になっている5人は、金銭で雇われているだけなのだろうことは、その態度から見て分かる。連れ添って歩きながらでも、それぞれの間に加護流が通じておらず、それぞれが自分の周囲だけにしか加護流を適用させていない。
「・・した・・・狙っていくから、・・トラエが見に行っ・・・・」
エスバンが小声で一人に指示を出すと、その男は一瞬、ほんの少しだけ顔を歪めた後、渋々と歩を早めた。おそらく俺たちのすぐ後ろに着く偵察者を指定したのだろうが、彼も嫌々やっているようだ。そこまで見て、ユリカは次元扉を閉じた。これで木星華之団の13人全員が彼らの状況をその目で確認した。もう、エスタたちも言い逃れはできない状態となったのだ。
「どうやらすぐ後ろに一人だけ偵察が配置されるみたいだね」
イリスが確認のためにそう呟くと、俺の腰にぶら下げられた探索のための力石を指差した。8本の細い線のうち、1本が太くなっていく。距離は700、600、500・・・早いな、走っているのか。線の太さは7ミリメートルまで太くなり、そこで俺たちを目で確認したのか、線の太さはぴたりと変化を止めた。
「後方300メートルをつかず離れず着いてくる、という位置にいるな。木々の陰を足早に移動しているから左右にすこしぶれるんだ」
「あ、もう一人動き出したね」
「偵察者と本隊の間を行き来する連絡者だろうな」
彼らには申し訳ないのだが、完全に筒抜けだ。こんなくだらない手法に親父がやられたというのは、魔龍の強さがあったとは言え許し難い。だが手を下すのは俺じゃない。司法だ。
「ふー。今日も全然仕掛けてこないね」
「俺たちは肉を歩きながら食べているから、休憩してないべ。俺たちが休まないことにそろそろ彼らも焦っているはずだべ? 俺たちの前に何かを仕掛けるなら、俺たち以上の速度で歩かないといけないし、8人で走り回るようだと俺たちに気づかれると思うべ」
「というわけで、そろそろ午後2時だし休憩を取るか。そうしたら俺たちが休憩の間に前へ回りこもうとするはずだ」
午後になっても俺たちはずっと歩き続けた。俺は意識して水加護の自動回復状態を抑えることに成功していたが、水の加護を持つミュー、アイカル、エイルキニスが全員を回復させながら進んでいるので、一向に疲れないのだ。魔獣も半径1キロ以内には絶対に近づいてこない。俺とユリカの加護流を本能で感じ取って逃避しているのだろう。
「じゃあ、休憩しよう。少々長く休憩すると思わせるために、地の障壁を張ろう。ユリカだけ500メートル前へ進んで、次元扉でここへ戻ってきてくれ。エスタたちはそのあたりに布陣すると俺は推測しているから、一気に捕縛できる」
俺はユリカが走り出す前に、巨大な地の障壁を作り出してユリカもろとも囲う。
「はーい! いってきまーす!」
ユリカがエスタたちとは反対方向に開けられた出入り口から走り出していくころには、探索加護は急に動きが慌しくなった8人を表示していた。偵察が7人のもとへ戻り、合流したようだ。それからすぐに後方300メートルの場所へ彼らは近づいて止まった。こちらを窺っているようだ。
「ただいまー! 300メートル先と500メートル先と、一応1キロ先の3箇所の木に印をつけてきたよ。どこでも行けるよー!」
「あら、お帰り。それは助かるねえ。さすが機転が利いてるわユリカ」
エイルがユリカの頭を撫でて褒める。ユリカも嬉しそうだ。ユリカはいつの間にか、ここにいる全員の、妹みたいな存在になりつつあるのだろう。
「あっ動き出したよ」 「予想通りだね」 「回り込んでるねー」
「全員戦闘準備! エアル、ノーレ、カルクラム。3人とも捕縛できるように準備を頼む。アルは風の障壁を。俺とゼルイドは地の障壁で、念のため火の加護を使えるクマソとマスタも最初は障壁を張ってくれ。前方だけで良い」
「間もなく10時の方向を通過。あと20秒で12時の方向に来るよ。現在11時方向400メートル。あと10秒」
「ユリカ、準備だ」
「はーい任せて!」
「止まった。12時の方向、前方400メートル。・・・・よし行くぞ!」
「しゃー!」
ユリカが何人も通れるような大きな次元扉を開くと、囮の野営地に顔を向けている8人の、後方100メートルに俺たちは静かに姿を現すことができた。
「なっ!? なんだこれは!?」
その8人は突然自分たちの周囲に張られた強烈な緑光を放つ捕縛障壁に唖然としながら、荷物をどさりと落として後ろを振り返って顔を歪めていた。捕縛成功だ。だが、エスタの様子がおかしい。ぶるぶると震えながらも、地面へ落とした荷物に手を伸ばしていく。
「エスタ! 動くな! お前たちの犯罪はすでに証拠が挙がっている!」
俺たちは捕縛した彼らの障壁へ近づく。エスタの配下たちは全員とも力なく肩を落として座り込んでいたので、戦闘の意思は無いことが分かる。エスバンも詠唱学講師のミグスも、ゼルイドの「証拠」という言葉に観念して動かないが、エスバンはエスタの行動に気づいてそれを止めようとしている。
「エルメス・・・いやだ・・・俺はいやだああ!」
「やめろエスタ、馬鹿野郎! もうばれてるんだぞ、お前・・・まさか!?」
「やめろー!! おい、お前たちもエスタを止めるんだ! ぐわっ! エスタ!やめてくれ!」
エスタが袋から取り出したのは、30キロはありそうな虹色水晶だった。悲痛な叫びを繰り返すミグスがエスタを止めようとするが、加護量がたいして無いはずのエスタにはじかれてしまった。
「まさかそんなことが・・・」
「本当に馬鹿だな。やりやがったべ」
「これは少々」 「まずいわね」 「戦闘準備してね」
まさか、とその場の全員がエスタの行動を読みきれなかった。エスタは、人間として絶対にやってはいけないことに、とうとう手をかけてしまったのだった。もう、彼を止められる者は、捕縛障壁の中には存在しなかった。
大変ありがたい評価をいただき、ありがとうございます。
お気に入り登録、ありがとうございます。
活動報告でいろいろやっておりますので、
「なんだ最近更新が遅いな」と思ったらそちらをご覧ください。
だいぶ先からなのですが、取材的な活動もしながらの更新が必要になってきます。
今のうちから調べられるものは調べ始めておりますので、
なるべく週に1回以上は新しい話を更新できるように務めます。
できあがってきた各話のタイトルを見て行くと、やはり長いですね。
分かりやすくする意味で第一部は32話までを第一章、
33話以降を第二章という区分に変更しました。