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昼休憩 それと 痛覚

午前の競技も順調に進み、午前の最終順位は

1位から赤、緑、黄、青。

3年の競技で赤は初めて1位を逃したけどそれでもかなりの大差をつけている。


「ひかりくぅ〜ん?」


「なんだよひなの」


「いや、普通に悔しいからね今のうちに敵の戦力を減らすのありかなって」


「それ遠回しに敗北宣言言ってることになるけどいいの?」


「これから圧勝です〜お前個人には負けることもありません〜それにまだ2位だから勝ち目はあるよ」


「そーかい、おら弁当」


今日、ひなのは朝一で会場準備で学校に向かったから俺がひなのの弁当を作って持っていかないといけなかった。


「ん、ありがと」


弁当を渡したらスンって黙って自分のクラスの方に戻っていきやがった。


「ひかり、お昼一緒に食べよ?」


「いいよ、響も先輩と食うらしいし」


「なにそれ、先輩って?」


「あいつにも恋愛沙汰のお話が来たのよ」


「へぇ〜」


ニヤニヤ、ニヤニヤとわかりやすいほど楽しそうだ。


「ところで、お願いしてたあれ持ってきた?」


「うん。お昼食べたらやってあげる」


俺たちは2人きりで昼を食べれるように特別棟の屋上前の階段へ向かった。



時刻は12時15分。

午後の競技が始まるまでまだ1時間ほどある。


俺たちは昼飯を取り終え、まったりとした時間を過ごしていた。


「じゃあ、約束の通りやるよ?」


「いや、ちょっとまって、やって欲しいし、やる気でこっちも来たけどちょっと怖い」


「お前、男だろ?クヨクヨしないで覚悟決めな」


今から、俺がしようとしていること。

それはピアスをつけることだ。


もちろん俺にピアスホールなんて空いていない。

だからゆうなに頼むことにしていた。


ゆうなは左右の耳たぶに1つ、右の軟骨に3つ開けている。


俺が開けようとしたのはゆうながピアスをつけてデートに来た時、俺もゆうなと一緒にピアスをつけてデートしたいと思ったからで、

今日ならアドレナリンもドーパミンもいっぱい出てそうだからあまり痛みを感じることはないだろうと思った。


ちなみに、この学校はピアスは2つまでなら許可されている。しかし、体育や進路関係の時には外さなければならない。まぁ、かなり緩い方だ。


「ちなみにどこに開けたいとかあるの?」


「それはまぁ、最初だし耳たぶがいいな」


「おけ〜、じゃあちゃちゃっとやっちゃうね」


「まじ怖w」


耳に穴を開ける。その単語がもう既に怖い。

怖すぎてなんか笑えてきた、


「じゃあやるから動くなよ」


ゆうなはテキパキと消毒、印付を終えもうその手にはニードルが握られていた。


その瞬間ズキンと一発強い痛みが耳に走り、

また、笑いが止まらなくなる。


耳からジュクジュクと音が聞こえてくる。

ゆうな曰く、耳の肉が抉れている音らしい。


「はい、終わり」


ただ、思ったよりあっさり終わった。

まだ、耳にじんわりと痛みはあるが想像してたよりは痛みを感じない。


「で、血しばらく止まんないと思うからティッシュでしっかり止血して、血止まってもピアスに触んなよ膿むよ」


そう言ってティッシュを渡され、耳にそっとティッシュを触れさせる。


ティッシュを確認したらもう既に半分以上が真っ赤な血に染まっており、もうほとんどティッシュを持つところが無くなっていた。

新しいティッシュを出してもまたそれもすぐに地に染る。


2.3分ほどたった辺りである程度血が止まりティッシュを離しても血が垂れなくなってきた。


「これで、おそろいだね」


「え、何。お前私とお揃いにしたかったからピアス開けたの?」


「そうだけど、」


「まじ?おもろ」


ゆうなは腹を抱えてケラケラと笑った。

その目からは涙が見えるほどだった。


ゆうなの笑っている顔はいつ見ても可愛いな、

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