剣術
魔法を練習し続けて半年以上…
確かにこれで魔法の威力や魔力総量は増えた実感がある
しかし、これだけじゃやはり成長し続けれないのかもしれん
何事も我流は危険じゃ
とりあえず、魔法の先生が欲しい所じゃ
身近に魔法を扱えるのは母親であるオリビアだけ
オリビアに魔法を教えてもらおう
その日の夕食
儂はオリビアに話しかけた
「母上、魔法の本を読むだけには飽きてしまいました
実践の魔法練習がしたいのですが、教えてくれませんか?」
オリビアは、ぱぁあっと顔を明るくした
「いいわよ〜 そろそろ頃合いだと思っていたわ
魔法の基礎の部分は私が教えるわ」
「お〜、ノアは魔法が好きなんだな!
いいじゃないか!
でも、俺は魔法が使えないからな〜
俺だけなんか寂しいな〜」
オリバーは悲しそうな顔でそう言った
「あなたは剣術でも教えたらどう?
魔法使いも体は鍛えていた方がいいわ
剣ならあなたの得意分野じゃない?」
「おう!そうだ!剣術だ!
男ならやっぱり剣術だよなぁ!
ノア!魔法ばかりじゃなくて、剣術もパパと頑張ろうな!」
オリビアの言で元気を取り戻したオリバーはそう言った
「わかりました 剣術ですね
体を動かすのも大切ですから、頑張りたいと思います」
「おう!相変わらず、堅苦しい返事だなぁ!
今日はもう暗いから、明日から特訓だ!」
「はい」
そういって、オリバーは儂の背中をバシバシたたいた
相変わらずテンションの高い父親じゃのぉ
それにしても、剣術か
前世では電車通勤にデスクワークが多かったから、運動は
久しくしていないのぉ
そのせいか、年を取ってから足腰が弱くなっておった
ぎっくり腰になったときは、本当につらかった
あれ、痛すぎるんじゃけど
明日から魔法と剣術の特訓じゃ!
翌日、朝早くオリバーに起こされた
「ノア!朝だぞ〜 今日からパパと剣術の特訓だ!」
「…おはようございます」
「おはよう!さぁ、はやく支度するんだ!」
「…わかりました」
朝からどんだけ元気なんじゃ、この男…
まだ眠いんじゃけど…
まあ、自分の子供と何かするのは親としてうれしいのはわかる
儂も子供に何か頼まれたときとか、勉強教えてと言われた時は
テンションが上がったものじゃ
支度を終え、外に出る
オリバーは体操をして待っていた
「じゃ、まずは走るぞ!
剣術に限らず、基礎体力が最も重要だからな!
とりあえず、ここの畑を3周するぞ!」
「…はい」
この畑を3周じゃと!
畑どんだけ広いと思っとんじゃ!
オリバーについていってランニングを終える
いや、この男、足早すぎじゃろう
距離も中々あったのぉ 5キロメートルくらいは走ったか
朝ごはんを食べて、また外に出る
「じゃ、次は素振りしてみよう!
この木剣を使いなさい」
そういって一本の木剣を儂に差し出す
結構、重いのぉ
この体になって、筋力もこの年相応の物となっている
5歳児にはかなり重量じゃ
「わかりました
構えはこんな感じでいいですか?」
儂は剣を両手でしっかりと持ち、前に構えた
「おおっ!いい構えじゃないか!
そのまま上に振り上げて、それから、振り下ろすんだ!」
儂は前世の剣道を思い出しながら、剣を振り上げ、振り下ろした
剣はブォンと音を立てた
「うん!いい振りだな!
だが、まだ剣に振らされている感じだな〜
まあ、筋力不足はしかたない!
あと、100回行くぞ!」
「ええっ!100回ですか!」
「おう!気合があれば、いけるいける!」
昭和の根性論みたいじゃ
前世ではもう「ぱわはら」とか言われるようになったやつじゃ
少し懐かしさを感じるのぉ
100回の素振りを終えた儂はもう剣を持つのもやっとくらいになっていた
「父上、今日はこのくらいにしませんか?
もう剣を握るのも大変です」
「おお?そうかもうへばったか?
まあ、今日は初日だし、もう終わろうか!」
昼食を食べるため、家に戻った
午後からは、オリビアと魔法の練習じゃ




