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第三十八話 必要素材

「それで、どんな物が欲しいんですか?」


 モールさんに説明する。


「ふむ、サイモン軽鎧、ミュー軽鎧、ファム軽服ですね」


「それとグローブも作って下さい」


「わかりました」


 俺達の防具をじっくり見るモールさん。


「そうですね、その装備から数段上の物を作ることが出来ます」


「ほほぉ」


「後は素材、値段と相談といったところでしょうか」


「最高の装備を揃えるとなると宝石貨10枚は必要になりますね」


「ほ、宝石貨10……あ、余裕だった」


「宝石貨10枚が余裕!?」


「ギルドだけじゃなく色々稼がせてもらってるからね」


「最近金銭感覚が狂ってきたな」


 王様からもアネスの件で結構貰っているな。エルフ王からもかなり。


「ははは、なかなか豪気な方たちだ」


「お金は問題なさそうですね。となると素材ですね」


「まずは布素材。これは皆さんの装備全てに使うことになりますね。最近見つかった新素材、サタデーライトファイバーが大量に必要ですね」


「サタ……なんですか? それ」


「ホリデイクラブという魔獣の殻から得られる素材です」


「この魔獣は週末の夜に大量にあらわれます。多数が一気に襲ってくる可能性があるためなかなか厄介な相手ですね」


「これは自分で狩ってもいいですし、ギルドに頼むのも手ですね。とにかく大量に必要となります」


「何匹くらい必要でしょうか」


「ざっと500くらい」


「うは」


「あ、ホリデイクラブは数万匹単位であらわれるから数の心配はしなくていいですよ。最近は絶滅だなんだと言う人も居まして」


「はい」


「これはなんとかなりそうかな?」


「そうだね。ギルドも使えばいいし」


「ギルドに依頼を出しておけば一ヶ月位で集まると思いますよ」


「ふむふむ」


「次は皮材。蜘蛛型魔獣のクイーンスパイダーの皮が現在確認している皮で一番いいものですね」


「ほほぉ」


「入手難度はかなり高いですね」


「ふーむ」


「簡単にみつかるんですが、クイーンを守るスパイダー達の数がかなりいます。一匹一匹が強いためかなりの人数が必要になります」


「一応、ギルドに頼んでおけばもしかしたら誰かがやってくれるかもしれませんね」


「ギルドに頼んでみるか」


「最後に金属。固くて軽い金属、タンバリウムが良いと思います。この金属は合金で金属自体は簡単に手に入るんですが、合金を作る際に必要となる溶解液、これが少々特殊なものになります」


「ベノムスネークが威嚇した時に出す毒液、これが必要となります。ベノムスネークを倒した後に毒液を採取してもダメなんですよ。威嚇した時に吐き出された毒じゃないと」


「ほほぉ、ってよくそんな特殊な溶解液を見つけましたね」


「もちろんたまたまですよ」


「これもギルドが良いかもしれませんね」


「はい」


「ふむふむ、となるとほとんどギルド任せで良いようだな」


「クイーンスパイダーは難しいかもしれませんね」


「緊急依頼、ここで使ってみる?」


「もしかしたら案外簡単に手に入るかもしれないしとりあえず様子見かな。他がなかなか入手出来ない可能性もあるし」


「それもそうだな」


「私からはこんなところですね」


「わかりました」


「何かありましたらそのときはまた相談に乗りますよ」


「ありがとうございます」


 モールさんに礼を言い、学園長のところへ。


「おう、話は終わったようじゃな」


「防具、グローブの必要素材はほとんどギルドに頼む形になりそうです。依頼して竜の国に向かおうかと」


「ふむ。デラニウムは剣聖待ちじゃからな。まああやつが来たら必要分はもらっておくよ」


「お願いします」


「ふぉっふぉっふぉ、それでお主らは酒は好きかな?」


「大好きです」


 ミューが目を輝かせながら答える。


「そ、そうか。じゃあオススメのお店を紹介しよう」


 いくつかお店を教えてくれた。


「ではまたな」


 学園から出る。


「またとんぼ返りになっちゃったなー」


「ハハハ、仕方ないさ」


 宿で部屋をとった後、ギルドに向かう。大きな街だ、なかなか着かない。


「こういうときは大きな街って弱点よね」


「馬車移動も考えたほうが良いかもな」


 談笑しながら歩きギルドに到着。非常に大きな建物だ。


「わー、おおきいー」


 中に入る。たくさんの冒険者で溢れかえっていた。


「いっぱいいるね~」


「お、あそこの受付があいてる」


「こんにちは。ギルドに依頼をしたいんですが」


「はい、どういった内容でしょうか」


 受付の人に説明した。


「ふーむ、大きな依頼となりますね。ではここではなく奥で相談してもらうことになります」


「わかりました」


 ギルドの奥へ通される。ほどなくして女性が一人、部屋へ入ってきた。


「お待たせしました。上級依頼担当の者です」

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