表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/13

ここらで打ち明けちゃいましょう♪

おはようございます。今日やることはですね、あれです、あれ。よくよく考えてみたら、いきなり9歳の子供が「お母さまの名前、違ってるんだけどどういうこと?」とか聞いたら、なんで知ってるのか相当気になるはず。というわけで、転生者だってことを明かしちゃおうと思います。第一私隠し切れないと思うし、言いたいことは言わないと体に毒だもんね。

*+

コンコン

このドアノッカーかっこいい。ライオンかな?

「入れ。」

よっしゃ、取り敢えず入室許可はゲット。

「失礼致します。」

家族でも敬語って、貴族社会では当たり前だけど、なんか家族に対してよそよそしい感じがするよねー。まぁそれが貴族ってもんだよね。

「やはりリリィか、先触れを出してくれれば茶でも出したのに。」

りが3つ並んでるわ、しっかり言えてる。すごい。あ、先触れのことすっかり忘れてた。

「も、申し訳ありませんわ。疲れていたのでしょうか、全く頭にありませんでしたわ。最近はお父様ほどではないにしろ、忙しくて。今日は午後から学園の入学説明会がありますし。というわけで、早速本題に入らせていただきます。今まで黙っていたこと、誠に申し訳ありませんでした。」

ヤダなんか高飛車に聞こえる!

「まぁそんなことはいい。本題に入れ。」

やだ、仕事モードの父様怖い―。ていうか私の敬語おかしい。やばい。どうしよう。

「そう言っていただけると大変申し上げやすいですわ。実は私、前世の記憶を持って生まれた、俗にいう、転生者ですの。」

さらっと単刀直入に行きましょう。

「で、なんなのだ。」

は?スルー!?スルースキル高すぎだろ!曲がりなりにも私もこの人の娘だし、スルースキルは高いんじゃね?待て、落ち着け私、そんなことは今関係ない。

「元の私は、今から1400年ほど(のち)東洋人(にほんじん)でした。前世では、18で命を落としました。死因は、階段から突き落とされて、頭を強く打ったことです。短い生涯を哀れんだ神様が、この世界へと導いてくださいました。まぁこんなのは前置きで、ここからが本題です。失礼ですが、私の母の名前は、カトレアで合っていますか?」

違わないはずなんだけどなぁ。

「そんな過去があったのか。道理で、行動が年不相応だと思った。お前の母についての答えだが、違う。お前の母はローゼマリーだ。」

お父さますごい。対して接触してないはずなのに。...なんですと?ローゼマリーって、それはヒロインのお母さんでしょうが。なんか違いすぎてない?

「というか、カトレアとは誰だ?なぜ会ったこともないような者を知っている?」

あちゃ~。知らないか。そりゃあ、ヒロインは市井で育ったからね、カトレアさんがもし今世でヒロインのお母さんなら、生粋の貴族であるお父さまとは関係ないわ、あっちが下手なことしない限り。接触されてた方が困るけど。でもこの世界では、前世でいう『ゲームブック』が今の流行り。説明がいくらか楽になった。開発者ありがとう。

「あぁ、そのことでしたら、私は転生前に、この世界を知っていたからです。ゲーム、という未来の技術品を介して。いろんな人物(キャラクターと疑似恋愛をして楽しむ遊びです。それについては、恋愛小説と選択して未来(つぎ)を選べる最近はやりの書物の合体版ようなものだと思っていただけるとわかりやすいです。その中の登場人物で、私は悪役でした。主人公(ヒロイン)を苛め抜き、恋に盲目になった王子(こんやくしゃ)に婚約破棄され、処刑されるという、それはひどい人生(バッドエンド)を送る。その物語で、母はカトレアという人物なのですが、違うのですね。そうすると、私がこの世界に生まれてきたことによって何らかの歪みが生まれていると考えるとつじつまが合いますね。」

うわぁ、喉乾いた。まくしたてる様にしゃべるの、案外大変だわ、酸欠になりそう。

「…!何?カトレア?」

あれ、身に覚えがあっちゃうパターンですか?やめて、やめてぇぇぇぇ!

「プリムラは、最近市井で騒いでいる女かもしれぬ。後で使いの者に絵姿を書かせる。数日後、渡せるだろう。待っておれ。」

「わかりましたわ。ご協力、ありがとうございます。」

「あの女、市井で『私の娘は聖女だ』とかいうことを言っていてな。どうやらその娘も相当な野心家で、次の舞踏会に出席するとか言っていてな。どうやら貴族の後ろ盾があるようだから、気を付けるに越したことはない。」

まじかぁ、強敵ですねぇ。私には多分、関係ないけど。

長くなりそうなのでいったん切ります。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ