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ガラス越しのキス  作者: 柚
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彼女のお母さん

高校を卒業するまで、残り1ヶ月となった。

僕の体調は徐々によくなり、一時帰宅も認められた。僕はそれを使って、鈴香の両親に挨拶に行った。

「こんにちは。翔です」

「翔君。久しぶりね。ケーキあるけど、食べていかない?」鈴香のお母さんがそう言ってくれた。

本当は、発作に繋がるから、甘いものは食べれないんだけど、

「弱い人だなぁ」なんて思われたくなかったから、

「ありがたくいただきます。」と言って、普段食べている雰囲気を出して、食べた。

食べた後すぐ、目の前が真っ白になった。

(すぐおいとまして、薬を飲めばいいか)と思っていたけど、体に力が入らなかった。

薬を飲もうとすると、お母さんが、水を出してくれた。

「ありがとうございます」と言おうと思ったけど、そんな余裕はなかった。

(駄目なやつって思われちゃったかな?)

僕は落ち込んだ。

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