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ガラス越しのキス  作者: 柚
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中庭

僕が目を覚ますと、両親はもちろん帰っていた。

僕の携帯のメールボックスに、両親から、

「僕らはドイツに行くから、元気でね」とあった。

僕は、なぜか体調もよく、体が軽かったため、車イスに座って 病院の中庭に行った。 

行っている途中に、鈴香にあって、

「翔?なにしてんの」と怒られたけど、中庭まで車イスを押してくれた。

中庭の草花の香りを嗅いでいると、とても幸せな気持ちになった。

病室に戻ってベッドに寝転がると、疲れていたのか、すぐに寝てしまった。

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