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ゆいたん事、魔法少女☆優衣がそこに立っていた。
「アリちゃん、おひさだぉ」そう言いながらゆいたんが正面の席に座ってきた。
「こんにちは~。禅寺いらいかな」
「うんうん、そうだぉ。フレンド登録アリちゃんとするのわすれてたぉ。連絡取れなくてごめんだぉ」ゆいたんがウィンクしながら舌を少し出す。
うーん。相変わらずすごい人です。
「こんな所で運命だぉきっと~」
……魔法少女☆優衣からフレンド登録依頼が来ています。
NOを押したいが流石に出来ないのでYESを押す。
「ありがとだぉ~あらためてよろしくだぉ」ゆいたんはそう言いながら僕の手を両手で掴み上下に激しく振る。
「どうも~アリスさんお久しぶり」男の声が聞こえたので振り向くとそこにはまっしろさんがいた。
「ダーリン遅いぉ。もーぷんぷんだぉ。」ゆいたんが可愛く怒っている?
「まっしろさん、こんにちはど~おひさしぶりです。ゆいたんがダーリンてもしかして……」
「いやいやいやいやいや。ゆいたんに少し前にメッセージで呼ばれたんですよ。アリスさんが居るので来ないかって」まっしろさんが困ったように答える。ダーリンに関しては全力で否定してたな。
「なるほど~」
「席座ってもいいですか?」
「どうぞどうぞ」僕は笑顔で答える。
「失礼します。アリスさん、PV見ましたよ。すごいね。あそこまで高レベルプレーヤーだと思わなかったよ」
「アリちゃん、ゆいも見たぉ。すんごくカッコよかったぉ」
恥ずかしいけど褒められたのは少し嬉しい。
「僕の実力じゃ無くてギルドの人達が強いんですよ。僕はやっとレベル四十五ですよ」ちょっと照れながら答える。
「ところで二人はいつ結婚されたんですか?」ちょっと面白いので聞いてみる。
「いやいやいやいやいや。ただのフレですよ。たまに遊ぶくらいです」まっしろが慌てて答える。
「セカンドジョブクエの時からだぉ。ね~ダーリン」ゆいたんはまっしろさんの腕に絡み付いて即答する。
「あはは、大体理解」
まっしろさんは大きなため息をつく。
「そうそう、アリスさん質問いい? あの燃えてる剣ってどんな剣なんですか」
「あ~あれは魔法剣って言うスキルですよ。あの時はファイア剣になるのかな」
「アリスさんセカンドジョブに魔法剣士取れたんですか。すげー」
「魔法剣士は取れてないよ。それ以前にセカンドジョブもまだ何も取れてないです。魔法剣は禅寺前に習得したですよ」
「スキル単体で取れるんですね~それ良いな。魔法剣は魔法剣士専用だと思ってましたよ」
「アリちゃん魔法剣てしゅごいぉ。ゆいもほしぉ」
「たまたま、ダン爺のクエストで取れたんですよPVの映像切り貼り加工でカッコ良く撮れてるけど九割以上遠距離で魔法攻撃だったよ。使ったの一回だけだし」
「しかしダン爺か~ランダム要素強すぎて狙うのは無理だね。俺ももうダン爺のクエはしちゃったしな」
「ゆいもだぉ」
「そう言えばダン爺の職クエの方は受けました? スキル貰った後少し上げてからもう一度行くと発生するんだけど、貰ったスキルに対応した職取れるんですよ。俺は弓使いから無事レンジャーに昇格できましたよ」
「ダン爺の続編あるんですか~しらなかった」
「魔法剣のスキル貰ったって聞いたのに魔法剣士じゃないって始め言ってたので気になって。貰える可能性高いと思いますよ」
「アリちゃん、すごーぃ超レア職だぉ」
「それから魔法剣での接近戦も凄かったですよ。あんなによく回避できるなって」感心した様にまっしろが言う。
「ドリオンする前にVR系のゲームセンターにある『武士道乱舞』って言うゲームにはまってたんだけど、それで武士道乱舞と同じ要領で」
「あーマイナーな格ゲーの……侍や忍者なんか出て来るゲームですよね」まっしろが思い当たる節がある様で納得する。
「そうそうそれ」
……
「いい事を聞いたし、すぐダン爺の所に行って見ます。じゃ~お二人様、お幸せに~」面白半分に笑顔で挨拶する。
「いってら~」まっしろはゆいたんに腕に巻き付かれたまま、ちょっと困った顔をしながら答えた。
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