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 ログインした後、隠密を発動し、バートンの街はずれにある冒険者ギルド管轄の戦士総合訓練場に来ている。

 

 クリムゾンキャットローブを着てフードを被りマスクで顔を半分隠していれば誰かわからないのでネームタグの表示がされない。どうやら顔であったり声であったり気づかれる要素が発生するとネームタグが表示される様だ。


 智美姉ちゃんの情報では、戦士総合訓練場で簡単なアクションを習得できるらしい。


 警戒しながら訓練場にどんなプレイヤーが居るのか確認する。

 

 数人プレイヤーが居たが知人やフレンドの名前のタグ表示が出ていないので訓練を受けることにした。

 

 ここで訓練を受けるには始まりの街で学校を卒業していなくては為らない。


 訓練は毎回払いで初級が千五百ゴールド、中級が三千ゴールド、上級が五千ゴールド、特別が一万ゴールドとなっていた。


 千五百ゴールド受付で払って初級を受ける。


「よく来たな、俺がお前の担当をするアントニオだ。ビシビシ行くからそのつもりで」


「よろしく」


「何だその返事はーー!! 「よろしくおねがいします。教官殿」だ」


「よろしくおねがいします。教官殿」


「声がちいさーーい」


「よろしくおねがいします。教官殿!」


 何でこの体育会系のノリは……


「まずはコレを付けて走りこめ~」


 なぜか手足に重り、それに重いリュックを背をわされの訓練場の脇をグルグル走らされる。


 体力が尽きて倒れると回復魔法をかけられ、頭からスタミナポーションもぶっかけられる。

 

 動ける様になったら再び走らせられる。拒否し様にも装備させられた重りやリュックが呪いのアイテムの様に外すことができない。

 

 何処の熱血野球部だと言いたくなる。

 

 ……ダッシュを習得しました。

 

「初級はこれで終わりだ、続けて中級も受けれるがどうする?」

 

「お願いします」

 

 代金を支払う。

 

「よーし、次はこの丸太にパワーアタックだ」


 ニ本の丸太が立っており、それにパワーアタックで攻撃する。

 

 初級と同じで倒れると回復魔法をかけられ、スタミナポーションを頭からかけられる。

 

 それで復活するので再びパワーアタック。

 

 ……スラッシュを習得しました。


「よーし、よく頑張った。これで中級は終了だ。今日はもう遅い、上級を受けたければまた明日来い。おつかれさん」


「おつかれさました~」


 汗だくになっており、お風呂に入りたので久しぶりに宿屋に宿泊する事にする。

 

 知り合いに会わないように隠密を発動しながらお風呂がある少しお高い宿屋にその日は泊まった。


 ……

 ……


「よろしくおねがいします、教官殿!」


 次の日の朝から上級訓練を受けに来ている。


 三本のポールがあり右左と前方に配置されている。それをスラッシュで全部当てる訓練だ。


 右、前方、左、右、前方、左と順に攻撃を当てていく。

 

 スタミナが切れて引っくり返りそうになるとスタミナポーションを頭からかけられるのは、いつも通り。


「教官殿、めっちゃ苦しいであります~。」


「可愛い声で言ってもダメだー何も出んぞー男女平等だ!」


 ……フューリースラストを習得しました。


「よーし、続けて特別訓練も受けとくか?」


「よろしくおねがいします、教官殿!」


「その意気だー。まずはスラッシュで素振りだ」


 丸太に向ってスラッシュを発動し続ける。


 お約束の流れで進行する。


 ……ブレードスラッシュを習得しました。



「よく頑張った、次はフューリースラストを素振りだ」



 ……ローリングスラストを習得しました。



「よく頑張った。これで総合訓練場の剣の訓練は終わりだ~。他の武器の訓練を受けたければまた明日来い。おつかれさん」


「ありがとうございました~」



 ハードな訓練を終え昨日と同じ宿屋で宿泊しお風呂に入った後にログアウトした。



 ◇◆◇◆

 

 

 智美姉ちゃんにアクションの習得が酷すぎるとメールをしたら、「普通に剣を使って戦闘してたら徐々に覚えられるけど訓練場ならすぐ覚えられるからお勧めだよ。私は徐々に戦闘で覚えたけどね~」だった。

 

 それを先に教えてほしかった……


 ブログは行った場所の紹介と食べた物を写真付きで書いた。しばらくはこのパターンで良いだろう。

ここまでお読み頂きありがとうございます。



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