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案の定、学校で山田の自慢話を聞かされる事になった。
事情を知る綾ちゃんは苦笑している。
「おおー聞いてくれ。昨日、野々村さんにドリオンで案内して貰ったんだがそこにあのドリオンちゃんねるの子が一緒に居て一緒に案内して貰ったぜ。野々村さんも知り合いなら教えてくれたら良かったのに水くさい」
山田の大声と大興奮でクラスの注目を集めドリオンに興味のある奴がどんどん集まってくる。
そのお陰で綾ちゃんとアリスとフレンドで同じギルドと言う事なども知れ渡り二人は質問攻めにあっている。
これは僕がアリスだって言う事は今日の所は秘密の方が良いだろう。巻き込まれたくは無いから落ち着くまで引き続き内緒にする事にする。
綾ちゃん、ご愁傷様。
取って代わって山田はヒーローにでもなった感じである。
雰囲気的にこのクラスにドリオンをプレイしようと思い始めている様な感じの子が何人かいる様だ。
馬鹿高いパッケージに高額月額なのに大丈夫なのかと思う。
話に加わりたいのと山田に突っ込みを入れたくなるの我慢し聞き流す。
綾ちゃんとアップデートの話ししたいんだけどな。
◇◆◇◆
今日は取り合えずぽむぽむ茸と火炎草の採取に行く事にする。
バートンの東エリア、牧草地帯のさらに東で採取できる素材で錬金の良い素材になるようだ。
こっちは安全でアクティブモンスターもほとんど居ないので安全に採取できる。
林の方に進んできたがリャマーや馬などが少なく変わりに調教している人が多い。
早めに調教上げしといて良かったな。一緒になって調教上げしないといけなかったらモンスター取り合いで大変だったな。
@MIKIで見た火炎草とぽむぽむ茸を探すしどんどん採取する。
……
インベントリがあふれるんじゃないかと言うほど素材を集めバートンの街に戻ってきた。広場を通り抜け生産ギルドに移動して錬金術をする事にする。
すり鉢とスリコギで火炎草とぽむぽむ茸を磨り潰していくと光を発して輝いた後に黒い粉が残る。
……火薬を入手しました。
生産ギルドで購入した万能液と火薬を混ぜ合わせ、光を発したのを確認してビンに詰めて行く。
……初級火炎炸裂ビンを入手しました。
レシピ帖に登録された後はアシストでどんどん作って行く。
ついでに初級回復ポーション、初級毒消し薬、初級スタミナポーションも作る。
作っている最中に視線を感じ周りを見回すが何も無かった。睨まれる事が多いのでビビリ癖が付いてるのだろうか。気を撮りなおし、ひたすら作る。
「嬢ちゃん、いつも頑張ってるな~。生産を本格的に始めるんだったらエンチャントした方が効率良いぞ」
突然、厳ついおっさんがしゃべり掛けてきた。何気に上半身裸ですごい筋肉、スキンヘッドで髭を生やしている。
「そうなんですか?」
「おうよ、エンチャントに効果増強や素材効率アップなんかの付与があって出来上がりの品質が上がったり低級の素材でもランク上の素材の代用に出来たり結構便利だ。その分魔力を注ぎ込みながらの作業に為るからMPの消費が激しいけどな」
「それは便利そう、どうやって習得たらいいんですか?」
「エンチャントは魔術師系だからな魔術師ギルドか雑貨屋でエンチャント入門の本を買って読むか、魔術師ギルドで習うかだな」
「そうなんだ~さっそく覚えてくるよ。ありがと~おじさん」
「おう、気にするな。俺はガイアだ、生産系の連中には親父っさんて呼ばれてる。また何でも聞いてくれ」
「いってきます~」僕は作りかけの荷物をしまい手を振りながらその場を後にした。
生産ギルドを出た後、まっすぐ魔術師ギルドに向う。
魔術師ギルドに入ると受付で取り合えず聞いてみる事にした。
「すみません、エンチャント覚えたいんですがどうしたらいいんですか?」
「いらっしゃいませ。エンチャントですかそれなら魔術師ギルドに入会していただきギルドの者に習ってもらうのが良いかと思います。お急ぎでしたらこちらで販売している入門書をご購入頂きご自身で覚えてもらう方法もあります」
「入会したら何かメリットあるんですか?」
「はい。各種魔術師を目指して頂く事ができ魔術師ギルドで色々な物を安く購入できたり魔術に関する情報なども得ることができます。入会は無料です」
「入会します~」
入会しエンチャント入門を一万二千ゼニーで購入し直ぐに読む。本が消滅しエンチャントスのキル習得した。
【エンチャントを習得】
……
生産ギルドに戻り続きの生産をする事にする。
戻ると丁度おやっさんの近くの作業台が空いていたのでそこで作業することにした。
「親父っさん、ありがと~覚えてきたよ」
「そうかそうか。どんどん作れ」
「了解~」
エンチャントはそう難しくない。使うエンチャントを指定し魔力を注ぎながら生産をするだけ。
その日は残りの素材を錬金でポーションにしてしまった。
ここまでお読み頂きありがとうございます。
修正
譲ちゃん>嬢ちゃん
船>せん
強化>増強




