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見た目は確かに可愛いのは今まで道理でだけど大きい。兎に角大きい。ホワイトベーアロードになってからは器用に後ろ足で立ち上がり前足を器用に使う。
指示をすると前足で物を掴んで持ち上げたりもする。戦闘ではパンチやキックなどの小技も繰り出すようになった。
今までも強かったが大きくなってからはさらにパワーが上がった感じだ。レベル一の時はそう感じなかったがレベルが上がると凶悪になってきた。
しかし立ち上がると三~四メートルの大きさに成長したプチ兵衛。今までと違い物凄く邪魔だ。
うーん。プチ兵衛大きく過ぎだよ……
バートン南エリアでレベルを上げ終わり街に戻ってきた所だが連れて歩くのに巨大すぎるプチ兵衛、大きくなり目立つ事この上なし。
今までは人混みも邪魔になる事無く付いて来たが大きくなってからは人を押し分ける事になる。
そしてプチ兵衛は大きくなった為にギルドハウスには入れない。
毎回リードを使用してしまうと結構な出費になるのでギルドハウスの前で待たせるが某ケン○○キーの前にいるカー○ルおじさんの様だ。
ギルドハウスに入り、とりあえず収集してきた食材は調理を済ませる。
ちゃちゃっとオリジナルでは無く売られていたレシピの物を作る。
……リザードの尻尾串焼き、ボーアステーキ
ギルドハウスに戻り革などの素材はギルド共有倉庫に押し込む。
「丁度、良い所に居たな、呼ぼうと思ってたんだ。まだ遊んでられる時間はあるのか?」
外から戻ってきたイオナに聞かれる。
「まだ大丈夫ですよ」僕が答える。
「じゃ~トリガーゲットしたからアリスも今からダンジョンに強制連行だな。心配しなくても初心者用のところだから」
……
……
ギルドメンバー全員でバートンの北エリア、ウルフのいる林の奥まで来ている。
少し広くなった所があり祭壇が設置されている。その祭壇に何かのアイテムをイオナさんが使用すると祭壇の後ろが盛り上がりぽっかり大きな口をあける。
結構大きな洞窟でプチ兵衛も十分入れる大きさだ。
「ワクワクしてきたね~」アーヤは物凄くテンションが高い。
マリアさんは相変わらずウフウフ言ってるし、シオンさんは目を輝かせながらそわそわして動き回っている。
「じゃ~行こう。順番はシオンが先頭、シャルロット、マリア、私、アリス、アーヤの順番で」
イオナが全員に暗闇でも見える魔法をかけてくれる。
「ここ踏まないで」シオンが地面を指差して教えてくれる。シオンが調べながら進んでくれるので比較的安全だ。
そこを避けて通り過ぎ順調に奥に進む。
洞窟は広い穴と言った感じで見た感じは坑道と言った様な感じだ。
「ねーねーアリスはトリガーダンジョンは初めてだよね」アーヤが話しかけてくる。
「そうだね~生産と簡単なギルドクエとペット屋しかしてないからな~」僕が答える。
「トリガー系のダンジョンは美味しいよ。NMを倒さないといけないけどレアな素材やレア装備なんかも手に入るから」
「おーそうなんだ~。NMってネームドモンスターだっけ、名前付いてるボスモンスター」
「そうそう。βテストの時も皆でよく狩ってたけど結構手ごわい」
話しているとシオンさんが立ち止る。
「この先 モンスター。スケルトン 三、ウルフゾンビ ニ」
シャルロットが先に進み大声で叫ぶ。ヘイトを集める範囲挑発が発動した。
「こっちを向きなさい!」
モンスターはシャルロットに襲い掛かる。
シャルロットは盾を構えて防御しながらチクチク攻撃する。小さい身体で攻撃を受け止めるのはなんだかアンバランスだが上手く集めて安定している。
足元にいるウルフゾンビを駆けて行ったマリアがハンマーをフルスイングし一匹弾き飛ばす。
「アリスはファイアで攻撃。アーヤはバフと回復」イオナが指示をだす。
「は~い」アーヤは軽く返事をする。
僕は早速プチファイアでスケルトン一体を攻撃。プチファイアと共にプチ兵衛も同じスケルトンに襲い掛かる。
プチファイアとプチ兵衛の一撃であっさり粒子に変わる。
マリアがウルフゾンビを叩き潰し、イオナの魔法でスケルトンも粒子に変わる。
シオンもスケルトン一体をあっさり倒した。
残り一匹のウルフゾンビもプチ兵衛の強力な引っ掻きで粒子に変わった。
「おい、プチ兵衛強くなりすぎじゃないか。マリア並の破壊力だったぞ」
「そうね~以前から強いと思ってたけど大きくなってさらに凶悪になってるわね」
「ただのカー○ルおじさんじゃなかった」
プチ兵衛に驚くメンバー達であった。
ここまでお読み頂きありがとうございます。
修正
イオンとシオンの名前が似ていてわかり難いのでイオンをイオナに変更。
じゃ~アリスもトリガーゲットしたからダンジョンに今から強制連行だな>じゃ~トリガーゲットしたからアリスも今からダンジョンに強制連行だな




