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第1話 思い出らしい

 「あのクソ上司が!!」


 俺の名は上村うえむら 正志まさしただのサラリーマンだ。

 現在、千鳥足で家に向かっている。


 今日も上司から仕事を託され(押し付けとも言う)何とか就業時間内に終わらせた。その後、上司から飲みに誘われ(無理矢理)自分が如何にすごい人間なのか、ずっと力説されたうえに、無理矢理酒を飲まされた。


 「畜生!そんなに優秀なら自分の仕事ぐらい自分でやったらどうだ!!」


 上司に対しての鬱憤うっぷんを漏らしながら、家に入る。


 『The 男の一人暮らし』って感じの部屋だ。寂しい部屋とも言う。


 とりあえずスーツを脱ぎながら風呂に湯を沸かす。


 「明日も会社か・・辞めてー。」


 うちの会社は、建設会社の下請けだ。

 そんなに給料も高くない。

 貯金はそれなりにあるけどね。


 熱々の風呂に入った後、冷蔵庫から缶ビールを取り出す。


 「アサヒ スーパァードラァイ!」


 言ってみただけだ。


 「最近、俺酒ばっか飲んでんな。健康診断に引っかかるかもなぁ。」


 毎日毎日飲みに連れて行かされ、家に帰ってからも酒を飲む。

 身体はボロボロだろうな。


 「今日はちょっと冷え込むなぁ。布団取り出すかな。」


 布団を取り出す為に、押し入れを開ける。


 「うわっ!結構、物入れてたなぁ。」

 

 押し入れの中には、上京してきた際に持って来た物が多く入っていた。


 「PS4とか懐かしいな!最近、ゲーム自体触ってなかったからなぁ。おお!ニンテンドー3DSだ!久しぶりにやろうかなぁ!」


 布団を出すという目的も忘れ、3DSのソフト入れを漁る。


 「『モンスターハンターX』とか『ファンタジーライフ』とか懐かしいな!っと、ヤバッ!落とした!」


 落としたソフト入れから、ソフトが散らばる。

 家の中なのでそんなにも慌てなくても良いのだが。


 「うわー、傷付いて無いよな?ん?これとこれ、ニンテンドーDSのソフトだな。」


 二つのソフトの表には、それぞれ『古代王者恐竜キング』『ぼくらはカセキホリダー」と書かれていた。


 「うわー!!懐かしすぎる!!夜更かししながらも、ずっとやってたな!カセキホリダーの3DS版は本体に入ってるはず。」


  簡単にゲームの説明をする。

 『古代王者恐竜キング』はお互いに恐竜を戦わせるゲームで、バトルはジャンケンを用いて戦う。ジャンケンに勝った時のみ攻撃をする事が出来、グー、チョキ、パーそれぞれに技をセットする事で、ジャンケンに勝った時に出した手のセットした技で攻撃するという簡単なゲームだ。

 アーケードゲーム版やアニメなどもあった。

 『カセキホリダーシリーズ』もバトルシステムは違うが、両方とも化石を発掘したり、化石を復元し恐竜を呼び出したりする部分は同じだ。


 「色々考えてたら、カセキホリダーやりたくなってきたな。よっしゃ!久しぶりに恐竜復元してみるか!主人公の名前『マサーシー』ってくだらねぇwww。」


 布団に入った後、深夜遅くまでゲームで遊んだ。というか寝落ちした。





 布団の近くにあった3DSの画面が切り替わる。


 「 Hello Dinosaurs King 」








ー-------------------------------------


 『恐竜キング』『カセキホリダー』


 知ってます?子供の頃ハマりにハマってましたねー笑。

 スーパーのアーケードゲームコーナーで、一日中時間を潰していた記憶があります。



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