我が家の掟
各家庭にそれぞれローカルルールがあるかと思います。
そして他と比較することが少ない事から我が家の特異性に気が付かず大人になってしまうこともあると思います。
我が家では結構皆がつっこみマンです。
言い間違いがあったとします。聞いてた相手が突っ込みます。
相手が突っ込む前に言い間違いを訂正したらセーフなんですけど、突っ込まれたら負けなんですよ。それで何か懲罰が有る訳でも無いんですけど。
我が家ではこの突っ込みがかなり厳しいと言うことに気が付いたのは中学生の頃です。
普通に先輩の言い間違いに突っ込んでしまい、生意気と怒られてしまって、ぽかんとしてしまいました。
ただ言い訳をさせて貰うと、突っ込みは、言い間違いをそのまま放置しないのは「貴方の話をきちんと聞いていますよ」っていうシグナルなんです。我が家では。
だから言い間違いをしたにも関わらず突っ込みがなく放置されると「ちゃんと聞いてなかったのね!」となります。我が家では。
今ではローカルルールだと理解しているので良いのですが、中学生時代は結構苦労しました。
突っ込んではいけない、訂正してはいけない、下手したら攻撃と取られる!と。
ほかのご家庭でのローカルルールで驚いたのが、遊びに行ったらその家に居る大人に必ず挨拶に行かないといけないってのがありました。
私の感覚だと、例えば廊下で行き会ったりとか、顔を覗かせてくれたり、玄関まで出てきてくれたりだとか、あるいは偶然会えば「お邪魔しています」って挨拶はするもんだと思っていたんだけど、そこではわざわざ奥の親御さんのお部屋まで行って遊びに来ました、お邪魔しますって廊下に正座して挨拶をして回るんですよ。和室じゃなくて洋間なのに。遊びに来ているご親戚の人が居ればその人にも自己紹介をして挨拶をする。
挨拶は悪い事ではないけど何となくびっくりした思い出です。
昔職場の同僚と話をしていた時にその人のお家のローカルルールも変わっていると大人になって気が付いた事があると教えてくれたんですけど、家電入ったら会話の内容を親が聞くっていうのが普通だったのだそうです。
そして届いた封筒の手紙も開封して中を読まれて渡されていたと言うことで、彼氏からの手紙も先に親に読まれてから渡されて、嫌だなぁと思いつつもこれがルールだしと諦めていたと言うのです。
うわーって思いました。
私なら思春期頃には反抗してるなぁって思います。
まぁ各家庭色々なルールが出来るに至った歴史があって、その家庭が納得していて他所に迷惑かけなければ良いんですけどね。
今では私も突っ込みたいのをぐっと堪えてにっこり笑っておしゃべりできるスキルが身に付きましたよ。ほかの人を攻撃していると取られないように。
でも我が家では突っ込みの嵐です。それが相手の話をちゃんと聞いているよっていうシグナル、我が家のルールですから。