ーーあなたにお知らせがあります。
やれやれ。
君か。
君なのか。
まあ構わないよ。
これを見ているという事は『女神殺しの後側』について触れようとしているという事だ。
正しく、此の今という瞬間に。
いや別に構わないとも。本当さ。
寧ろ知ってくれればある程度矛盾は減るんじゃないかと思う。
復讐者の事も含めた、彼等のサイドの物語が既にある事だしね。
嗚呼勿論此の話でも、彼等については触れるだろう。何せ復讐者達の場合では「語るに値しない程度の話」はあちらでは触れられなくなってしまったからね。
僕の不手際なんだ。少し悔しいよ。
本編を進める事に精一杯だから、此処も復讐者達の物語も、本編より多く更新されるという事はあまり無い方かもしれない。
だが流石に此の事についてはどうにも出来ない。君達に此等を見せるべく盤から引き出すのには中々苦労を強いられる。其れ故に決まったペースを維持出来るとは言い切れなくてね。
技量的な問題もあって稚拙になってしまって大変済まない。
だけど、どうか、出来ればお見守り頂きたい。
君の時間を少しばかり持っていってしまう事を許してくれないか。
ーーPrimum peccatumより




