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貧乏人と共同作業

お久しぶりです。

テスト等忙しかったんです、察して。

「こんなものかな。」

バケツの型に張られた液体。

その中にフルーツを入れていく。

後は冷えたあとの作業なので待つだけだ。

「言ってきた。」

「さすがに今日で終わらせるのは無理だろう。」

「だからお昼まで頑張って貰うことにした。」


今は午前十時、あと二時間頑張って貰おう。


「例のモノは?」

「冷蔵庫、固まるのも確か二時間位だったっけ?」

「確かそう。」


すると楓は俺に近づき、

「二人っきり、何をしてもばれないよ?」

「前もそんなこと言われた気がするけどなにもしないから。」

というか()()()()()()()()楓は。


「・・・それじゃあ砂浜に出るくらいはしよう?」

「そのくらいなら賛成。」



「まだ涼しい。」

「逆に暑すぎても困るだろ。」

「同感。でも夏は夏で来たい。」

「それはそれで気持ちいいだろうな。」


どうせなら亜季達とも一緒に来たい。


「それで一つ相談。・・・夏休みの間は私の所でバイトしない?」

「確かに時間は長くとれるようになるから別に出来なくはないけど・・・」

「違う。毎日雇う。言ってしまえば独り占め。」

「そんなの二人とも許さないだろ。」

「その分給料は弾む。」


そんなの全員が全員上げてくるからあまり意味は無い気がする。


「私の所持金全て使ったとしても春斗君は必要。私の生きる糧。」

「そこまで言うか・・・」

「言う。」


楓は()()()()の形で好きになったのだ。

そこまで考える必要は無い気がするのだが・・・


「あー!!楓ちゃんズルい!!」

「独り占めは許しませんわ。」

「少し早い。」

「半分終わらせたから勘弁して・・・」


十一時半を回ったくらいだが全体の半分を終わらせたらしい。

全然ましな方だろう。


「でもめんどくさいのが残ってますわ・・・」

「藍ちゃん、それは言わないで・・・」

「残り半分の方が大変そう。」


実際その通りだと思う。

最後の最後とかほぼ作業だったから。


「大丈夫、終わらせますわ。」

「同じく!!」

「終わらなそうだなぁ・・・」


この二人は普通の人より終わるのが遅くなりそう・・・



結局その後は遊ぶだけ遊んだ。



「無理して遊ぶなよな・・・」

ボソッと呟いたのは瑞季と藍が眠ってしまったからだ。

と、いうのも「着替えに行く」と言って30分近く帰ってこなかったので確認したら寝ていたというわけ。

勿論確認は楓がやりました。



「瑞季ちゃんは?」

「起きそうにない。」

「知ってた。こっちもおんなじ。」


服を着替えるまではしていたのでそのまま寝かせても大丈夫なんだろうが、半日近く遊んでおいて風呂に入っていないのは女子としては辛いんじゃないかな、とか思ったりしてた。


「夕食はどうする?」

「一応全員分作る。」

「流石にそうか。」


何を当たり前の事を言っているのだろうと自分でも思った。



「・・・忘れてた。」

「・・・多分問題は無いと思うけど。」


ゼリーを冷やしたままであった。

以上って書いてあったし大丈夫だとは思うけども、申し訳無く思ったりはした。




「起きないね。」

「恋敵と二人きりにするのは哀れとしか言いようがない。」

「この状況を好機としか思ってないやつが何言ってやがる。」

「ばれた。」


いつでも冷静に最善の一手を進めていく楓は冷静に俺の横の席を陣取る。


「はい、あーん。」

「やると思った。」

楓がどういう人かそろそろ理解してきた気がする。

とは言ってもこの状態の楓しか知らないが。



「それでこの次は何処に行くんだ?」

「藍ちゃんの別荘。山奥にある。過去に行ったことがある、ここくらいの大きさだった。」

「前みたいに山の一部も敷地とか言わないよな?」

「・・・断定はできない。」

「ナニソレコワイ。」


恐らく、というかほぼ確実なんだろうなぁ・・・

楓なら昔の兆候とか行動とかから察した感じかな?



夕食後二人が起きてくる様子はなかったのでやるべき事を済ませた後寝ることにした。

昨晩の夕食は朝食にしてしまおう。

そこまで重くないし、入らないようなら俺の腹に入るだけなので何も問題はない。


そして今回もマスターキーは俺の元にある。

本来なら逆なんだろうが、女子の方が襲う側なのでこれで正しい。

逆にこっちから襲ったところで向こうは嬉々として受け入れそうだからなにもすることもないし、する必要もない。




「・・・なんで来なかったの?」

「その質問はおかしいと思うんだけど。」


完全に予想外。

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