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幼馴染と弁当とデート。

小説の世界の春が長い(犯人作者)

「・・・いただきます。」


俺は瑞季の弁当の料理を口にした。


「どう?」

「美味しい、美味しいよ瑞季!!」

「やったぁ!!」


お世辞なんて一切言っていない。

美味しい料理になっていた。

元々下は肥えていたのかもしれない。


「よかったぁ、春斗に美味しくないなんて言われたら・・・」

「思ったとしてもオブラートに包むから。」

「それでもメンタルズタボロになっちゃう・・・」

「あー、なりそう。」


これは美味しいし、食べきるのは簡単なんだけどさ・・・


「今度から春斗に料理を振る舞える。やったね!」

「嬉しそうなところ悪いけど、今日はまだ、授業あるぞ、瑞季。料理褒められて嬉しいのはわかるけどさ。」

「いやぁ・・・」

「頑張ろうな。」

「はーい・・・」


昔から泣くことも多かったしあり得るね。


「それでも美味しいのは本当だよ、作ってくれてありがとう、瑞季。」

「春斗の為と思ったら作れる物なんだね。また、練習積んで上手くなるから、今はこれで我慢してね。」

「十分過ぎるほど美味しいと、思うけどね。」

「楓ちゃんがいるからね、練習を怠ったら負けちゃう。」


楓は瑞季の成長の糧になったらしい。

本気で挑まないと勝ち目はないからこそ頑張れたんだろう。


「この状況下だと誰かを贔屓にすることはできないけど応援してる。」

「ありがとう、春斗。」


ありがたいけど、なんだろうなぁ・・・


「というか、まだ、二時間授業あるのかぁ・・・」

「まだ、昼休みだからね。」

「でも今日を乗りきればまた週末が来るからありがたいね。」

「俺はバイトとだから関係ないかもだけどね。」

「そんなこと言わないの~。」

「まぁ、俺が望んでしてる事だしね。」


ぶっちゃけ面倒臭い訳じゃないし別にいいんだけどね。


「ほら、頑張るよ瑞季。」

「はーい・・・」


そんなだるそうな顔するんじゃねぇよ。


「春斗勉強教えてね・・・」

「わかったから行くよ。」


授業はめんどくさいのは俺も変わりない。

挙げ句の果てに瑞季寝てるしね。


「瑞季、授業終わったよ。」

「んっ・・・ご、ごめん春斗、寝てた?」

「爆睡だったよ。」

「起こしてくれてありがと、春斗。」

「別にいいよ。」


ノートは取ってあるし明日にでも見せてやろう。


「今日は暇?」

「えーっと・・・暇だな。」

「じゃあ、デートしない?」

「は?」


楓ちゃんに会ってから「は?」って言うことが増えた気がする。

そもそも「は?」なんて言うことが普通無いと思うんだけど。


「嫌なの?」

「嫌じゃないんだけど、デートなんて言い方は無いだろ・・・」

「デートだよ?」

「はぁ、それでいいよ、もう。」


俺が負けることにした。

もう、勝てる気がしない。


「じゃあ、行こっ!!」

「お前、ちょっ・・・」


俺は引っ張られて連れていかれる。

仕方ない、引っ張られておくか。


「ついた~。」

「ここ?」

「そう、ここ。」


カフェ・・・か?

来たことは無いからわからないけど多分()()()()()()()()()()()()()だよな。


「何してるの?行くよ~?」

「お、おう・・・」


さも当たり前のように入っていく。


「ここで良いのか?」

「なんで?」

「何て言うか・・・お嬢様っぽくないっていうか・・・」

「そう?まあ、私もここに来るのははじめてだけど有名らしいよ?」

「それならいいんだけど。」



ふふん、有名だよ!!

()()()()()()()()()()()()()()!!


「パフェが有名らしいから食べてみたかったんだ~。」

「CMとかでやってたの?」

「あ~うん、そんな感じ。」


・・・この間から調べてたとか言えないなぁ。

春斗は見てないだろうから騙せるだろうけど他の人じゃ無理だろうなぁ・・・


「ならいいんだけど、そういうの疎いから。」

「・・・よくわからないとこ連れてきてごめんね。」

「哀れまれると逆に辛い・・・」

「・・・ごめんね。」


うーん、雰囲気悪くしちゃったかな・・・


「あ、パフェ来た!!」

「予想以上に大きいぞ大丈夫なのか?」

「平気だよ!!」


これは()()()()()()()()()()()()()()()()からね。


とりあえずひと口食べよう。

「あ、美味しい。甘過ぎなくていい。」

「そりゃそれだけにフルーツ乗ってりゃ砂糖入れなくても十分そうだもんな。」

「ん~でもこの美味しさを私だけで独占するのは良くないから春斗、あーん。」

「良いの?」

「早くしないと落ちちゃうよ~。」

(仕方ない・・・)


これは食べる以外選択肢は閉ざされたな。

そのスプーンを口で受ける。

あ、本当だ、甘過ぎない。

っとそんなことは料理の感想だしそもそも瑞季が言ってくれたことだから良いんだよ。


「・・・私との間接キスなんて慣れちゃった?」

「慣れるもんじゃないでしょ、それは瑞季はこの間まで()()()だったからであって()()()からのは無理だって・・・」


あれ?私、意識して貰えてる?


「だからデートとか言われて恥ずかしくてだな・・・」


恥ずかしいのは私の方なんだけどどうしたらいいのかな?

まぁ、今はこれで留まるんだけどね?


明日、明後日は春斗、家に(バイトだけど)来るんだよ?

大丈夫かなぁ・・・

これからも頑張るので感想とレビューお願いします!!

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