表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/71

お嬢様は好きな人の隣に座りたい。

「今日は学校でも会える上に‥‥‥放課後も会えるなんて‥‥‥」

「おはよう瑞季」

「にゃぁぁぁ!?」


聞かれてない、聞かれてないよね!?


「悪い、ビックリさせちゃったか?」

「急に後ろから話しかけないでよ、心臓に悪いんだから!!」

私が上の空だったのも原因の一つではあるけどね。

とりあえず、良かった。聞かれてないみたい。

ほら、告白するにしてもされるにしてもタイミングが大切じゃない?


「そういえば席は今日決まるのかな?」

「そうなんじゃないか?窓側の日当たりの良いところ希望だ」

「それ、中学校の頃もずっと言ってたよね、なれてなかったけど。」

「今年こそは‥‥‥」


私は勿論春斗の隣の席がいいな。

真後ろの席で寝ちゃった春斗の背中を叩いて起こしてあげるのもいいかも!!

そのどちらかであればほっぺを触ることも容易かも知れない!!

出来ればこっちで決めさせてくれればいいのに‥‥‥


「と、言うわけでくじ引きで決めるぞ~」


流石にそうだよね‥‥‥

神さま仏様‥‥‥


「瑞季、見ろ、窓側引けた!!」

「良かったね、私は、微妙なところ引いちゃった」


春斗の隣の列だけど一番前。

一番後ろの春斗とは充分すぎる位離れてしまった。


「駄目かぁ」


溜め息をついたその刹那。


「すいません、ここからじゃ見えないんで一番前に行っていいですか?」

「わかった。白石、後ろ行け」

「あ、はい」


やった!!

さっきは憂鬱だったけどこれで春斗の隣を確保!!


これで『春斗に私の事を好きになってもらう大作戦(仮)』が無事に遂行できる!!


絶対私の事好きになってもらうんだから!!

覚悟しててね!!春斗!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ