貧乏人達と練習
テスト終わりました。(Twitterでも言いましたが。)
遅れてすいませんorz
「一時間目からだったっけ・・・」
一時間目にあって辛い授業。体育だ。
「開幕から疲れさせに来てますよね。絶対。」
「お、アリス、おはよ。」
「うん、おはよ、春斗君。」
瑞季は既に着替えに向かった。
授業の合間は短いから着替えが辛い。
「着替え終わったし行こうか。」
「あ、待ってよ~!!」
歩幅の違いかアリスは小走りでやって来る。
慎重低いと大変そうだな。
「お、きたきた。」
「春斗、遅いよー!!」
「二人が早いんだろ?いや、早すぎないか?」
「へっへーん、なにを隠そう、下に着てきたからね!!」
「私もそれ。」
なるほど一時間目から体育だとそれが使えそうだな。
いや、このあとの夏は暑くなるか?
でも、あと二週間くらいなら大丈夫だと思うけど。
「それじゃ、練習しようか。」
「二人は二人三脚を続けるかい?」
「どうする?瑞季。」
「春斗が良いなら練習させて欲しいかな、汚れさせちゃったらまた、家で洗ってあげるから。」
「いや、心配はそこじゃないんだけど。」
瑞季またこけるんじゃない?
「大丈夫、今日こそ合わせて見せるよ!!」
「大丈夫かなぁ・・・」
と、思ったのだがこの間は合わなかったの瑞季が追い付いてきた。
この100mの間、こけずに走りきることに成功した。
「走りきった・・・」
「こけてない・・よね?」
「お疲れ~!おめでとう!」
「ちゃんと追い付けてたな。」
アリスと百合が俺達の所まで走ってくる。
アリスは一歩が小さいから辛そうだな。
「ありがと。」
「今回は瑞季が頑張ったからな。」
「流石、執念は人一倍だねぇ。」
「ひと言余計。」
まあ、頑張ったことに変わりはないだろう。
「無理に合わせなくても俺が合わせるぞ?」
「大丈夫。春斗は春斗のスピードで走って。私が絶対に追い付くから。」
無理させるのは申し訳ないけど瑞季がそれでいいと言うならそうさせてもらうことにしよう。
変なとこ譲らないしね、瑞季は。
「少し休んだらもう一回やる?」
「うん、お願い。」
「了解。」
まぐれ、と言うわけでは無かったらしい。
二回目も追い付いてきた。
これなら本番までにそれなりのタイムが出せそうだ。
「うん、良さそう。」
「ね、これなら大丈夫だよね!!」
「早かったですよ、白石さん。」
「なんだ、頑張れば出来るじゃん。」
二人三脚は何とかなりそうだ。
あとは単純な短距離走だから練習は必要ないだろう。
あとはアリス達のタイムと瑞季の運だな。
「時間的に限界かな。」
「片付けもあるし、そうだね。」
一時間目から体育はしんどかったな。
あと五時間も残ってるよ・・・
「瑞季、頑張ってたね~。彼氏の為に。」
「彼氏になりたいけどなれてないの。」
ここは女子更衣室。
少し早く終わり、体育の最後の時間から休み時間の間に着替えるのだが体育の時間が終わるまでの間は廊下で話せないためここで話す方が得である。
「あ、そうそう。先輩から去年の借り物競争のお題一覧送ってもらえたんだけど見る?」
「見せてもらうし送っといて。」
「了解。それがこの写真ね。」
何枚かの写真に別れていて全部で20枚程度。
紙の形は統一されていて多分わからないかな。
「逆にこれどうやって判定するだろうね。」
「私も思ったけどね。面白いからじゃない?」
一番大切な人とかどうやって判別されるのだろうか。
ま、中身は運営側にしか見られないらしいし何とでも言えそうだけどね。
「運が良ければ彼氏君連れてくだけで終わりそうだね。」
「・・・彼氏なれればいいんだけどね。」
「どうした?不安な感じ?」
「ほら、二人とも親友だし、可愛いし。」
百合ちゃんに『ムッ』って顔をされほっぺたをつままれた。
「どの顔を下げて言ってるのかな~?私、よく聞こえなかった~。」
「いひゃい、いひゃいからやめへ~!!!」
百合ちゃんは高身長で男勝りな所がある。
顔も可愛くないわけでもないんだけどかっこよさがある。
つまりは可愛いことは羨ましいらしい。
「あー、痛かった。何?そっちは進展なかったの?」
「全然。全くそんな気分になって貰えなかった。やっぱり足りないのかねぇ、胸とか。」
「それ、私もだから。」
百合ちゃんはからからと笑い。
「そうだった、そうだった。私達胸には縁が薄いもんね。でも、私的にはBありゃ羨ましい限りなんだけどね。」
「・・・Bでも落とせますかね。」
「彼氏君に迫ってる子の一人は瑞季より小さいんでしょ?行けるって。」
「だと、良いけどね。」
「諦めずにやっていこう。私達は、」
考えは一緒だから。
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