表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/71

方向音痴の登校。

やっと学校の日常に戻ります。

「ふぅ・・・」

一呼吸置く。

春斗様からは『八時には向かうから待ってて。』と来た。


今は七時半過ぎ。

よく眠れず五時半くらいに起きてしまった。

制服への着替えは済ませておりヘアスタイルは再三調整した。


「これで大丈夫でしょうか・・・」

「これで何回目ですか・・・大丈夫ですよ。」

「それなら良いのだけど・・・」


『ピンポーン』と音が響く。

「いらっしゃったようですよ。」

「では・・・」


玄関に向かう。

昨日あんなことをしてしまったからどんな顔をして会えば良いか・・・


「おはよ、藍。」


制服姿の春斗様がいた。

昨日は何もなかったかのように。


「藍?」

「・・・なんでもありませんわ。」

「じゃあ、行こうか。」

「・・・はい。」


話が上手く出来ない。

好きなはずなのに、出来ない。


「藍、こっち。」

「ひゃあ!?」

不意に手を引かれて変な声が出てしまった。

「また、変な方向に行こうとしてた。」

「うぅ・・・」

「そのうち大丈夫になると思うよ。」

「・・・頑張りますわ。」


春斗様から手を・・・

いえ、これは教えてくれただけですわ。

自惚れてはいけませんわ。私!


「そろそろ手を離してくださらない?」

「ほんとだ、ごめんな。」

「春斗様ならいつでも構いませんのに・・・」

小声だったため春斗の耳には届かなかった。


「春斗様、昨日はあんなことを・・・」

「もう、過ぎたことだから。」

「普段はあんなに行動力はありませんわ。昨日は何故か・・・」

体の制御が効かなかった。


瑞季や楓に聞いた通りだ。

藍にそこまでの行動力は無い事。

短い時間だけ積極的に行動する。

藍は普段から何かしてくるわけでは無いらしい。


「春斗様・・・」

「?」

「キスの件は申し訳ありませんわ。本当に頭が真っ白だったんですもの。でも好きなのは本当ですわ。春斗様の為ならなんでも致しますわ。」

「なんでもするなんて軽々しく言っちゃ駄目だろ。」

「春斗様にしか言いませんわ。」

「俺にも言わない方が良いぞ。それと、ついた。」

「いつの間に・・・」


学校の校門の前まで来ていた。

校門の前には瑞季ちゃんと楓ちゃんがいた。


「おはよ、春斗。告白した身としては他の女の子の通学を優先するのは複雑なんだからね?」

「春斗君、おはよう。弁当作ってきた。昼休み一緒に食べよ?」

「おはよ、瑞季、楓。昼休みは他の人と相談してからで。」


校門を抜けてすぐ藍は先生と一緒に行ってしまった。

先生と一緒でも迷いそうだな・・・

とか考えてしまった。


朝礼は時間通りに行われた。

藍が壇上で紹介されているのを見るだけの簡単な朝礼だった。


藍は楓のクラスらしい。

知ってる人がいる方がいいか。

・・・クラス移動の時とか迷いそうだし。


後は授業があるだけだ。

久しぶりで頭が働かない。


「春斗、この問題教えて。」

耳元で囁かれる。

「・・・どこ?」

「この問題なんだけど・・・」


忘れているかもしれないが俺のとなりの席は瑞季だ。

こうやって教えてもらいに来ることは昔からあった。


「こういうの久しぶりだね。」

「・・・授業中なんだけど。」


この瞬間だけ横幅の狭いクラスを恨んだ。



授業回は瑞季回だろうね。(クラス的に)

次回授業風景書きます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ