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お嬢様はまだ諦めない。

ブックマークまた増えてる・・・

感謝の極み!!

「「「ごちそうさまでした。」」」


結局あのあと30分位仲良く昼ごはんとなった。

楓の料理は相変わらず美味しかった。

瑞季か「次は私が!!」とか言ってた気がする。

瑞季が作るくらいなら俺が作った方が早いし上手だろう。

瑞季には悪いが楓とその辺は相談して料理させないようにしたいところだ。


「それでこのシートとかはどうする?一旦戻るか?」

「片付けば付き人がやってくれるから放っておいて平気。」

「今日は私も誰も付けてないからね。」

「基本的には入っただけでもばれるから心配はないと思うけど瑞季ちゃんは不安?」

「警備態勢みたから平気。」


どうやら絶対安全レベルの警備らしい。

もしあるとしたらこっちの人間って訳だ。


「と、言ってる間に片付けられてるな。」

「手荷物は少なくなった。」

「この広い敷地をゆっくりみて回れるね。」

「散歩にぴったり。行こう。」


楓は当たり前のように手を繋いでくる。


「楓ちゃん!?」

「瑞季ちゃんも繋ぐ?反対側空いてるよ?」

「楓、恥ずかしいから。」

「瑞季ちゃん以外でみているとしたら私の家の人。私の家の人は春斗君の事気に入ってるから存分にイチャイチャしよう。」


やはり楓の冷静さは貫けない。

そして楓の押しに勝てない。

仕方ない従おう。


「春斗も振りほどきなさいよ!!」

「流石にそれは可哀相じゃないか?」

実際は振りほどいてもさほど意味が無いなのだが。

「じゃあ・・・」


楓と反対側に来ると腕を組んでくる。


「瑞季ちゃんズルい。私の身長差だとそれは難しいのに。」

「私と春斗との仲なら余裕ね。ね、春斗。」


気づいてるのかは知らないけど瑞季も楓も柔らかいのが当たってるんだよ!

あ、楓は確信犯か。

瑞季はもうちょっと警戒心強めて欲しい。

幾ら幼馴染でも刺激が強いから。


「余裕・・かな?」

「なんで疑問系なの!?」


だって心臓ものすごい早さで鳴ってるもん。


「春斗君ドキドキしてる。恐らく私に。」

「楓ちゃんのサイズじゃ無いわね。」

「むっ・・」


楓は怒った反応も可愛いって反則じゃないですかねぇ。


「春斗君は私にドキドキしてる。間違いない。」

「それは気のせい。ね、春斗。」

「・・・ドキドキしてるよ。」

「やった。」

「楓と・・・恐らく瑞季にも。だから二人とも少し離れてくれない?」


気が付いたときには心臓破裂しちゃうから。


「嫌。」

「そこで断るか!?」


楓は離れる気は無いようだ。わかってたことだけど。

瑞季はと言うと赤くなってた。


「瑞季?」

「私でもドキドキしたの?」

「そりゃするだろ。昔と違うんだから。」


何がとは言わない。


「じゃあ、確認。」

瑞季は俺の胸に耳を当てる。

「ほんとだ。」


そういうことするのも止めてもらって良いですか?

ドキドキが止まらないから。


「じゃあこのまま春斗をドキドキさせちゃおう。」

「瑞季も楓も何したいんだよ・・・」

「春斗君が喜ぶ事をしてる?」

「お嬢様に恋しちゃういけない執事への罰かな?」

「どうしたんだよ二人とも・・・」


どうにも俺にはついていけないテンションまでなってしまったようだ。

瑞季も楓も女の子なんだから男子との距離は大切にして欲しい。

嫌な訳はないんだけど・・・


「春斗?ぼーっとしてないで行くよ。」

「そろそろ戻る。やることがいくつかあるから。」

そういえば二人は腕にくっついてた。

「はいはい。そこまで言うなら離れれば良いだろ?」

「「嫌。」」

仲良くなったり悪くなったりこの二人の事はよくわからん。


楓の別荘に到着した。

楓の別荘の部屋はかなりの数あるはずなのだが・・・


「楓の荷物はなんでここにあるんだ?」

「春斗君と一緒に寝る。」

「楓はいつでも本気だから困る。」

「間違いは歓迎。」


楓は同じ部屋で寝るつもり満々のようだ。

広いし全然寝れそうだけどね。


「楓ちゃんはやっぱりこっちに来てたかぁ。」

「ばれた。」

「悪びれる気が無いから逆に尊敬する。」


やはり瑞季は優秀だ。

連れ戻しにくるとは。


「じゃあ私もこの部屋に止まろうかな。」

「は?」

「冗談。ほら行くよ~。隣なんだからすぐこれるって。」


本当に心臓に悪い。

悪戯でも度が過ぎる。

楓なら冗談なく全力でやってきそうだから寝るときは鍵をかけよう。


「準備終わった。早く会いたかったからすぐ終わらせた。」

「早すぎて先に始めたわたしが終わる方が遅かったもんね。」

「愛の力。」


ここまで来ると楓は尽くしてくれそうだと思っちゃう自分がいる。

それに可愛いもん。可愛い事に罪はない。


「それでこのあとは先に食事みたいだけどまだ時間がるわね。」

「どうする?」


どうすると言われましてもこの手の事はやれてなかったからわからないんだよな。


「時間も微妙なくらいしかないから逆に思い付かないわね。対戦だと途中で切られる可能性があるからね。」

「良いものがある。」


スマホを持っていた楓は机に置く。


「王様ゲーム」


3人で王様ゲームなんて出来るのかとは思ったけどそこんところは春斗がまとめます。(自分の身のために。)

次回1日目終わりくらいまで向かえたらと思います。

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