学校生活
今回は短めです。
学校に入ってもカイはマーサに何かとちょっかいをだしてきた、登校前には必ず家にやってきて
「マーサ、一緒に学校行こう」と誘ってくるし、校内では
「マーサ、次の授業で同じ班になろうよ」
「ランチ一緒にどうだ?」ハッキリ言ってウザい。前世が前世だっただけにマーサにとって男はじゃまでしかない、カイを無視して女子グループの元へ駆け寄る。
女子に囲まれてのランチを堪能したマーサは姉ジョディスのクラスに赴き
「ジョディス姉様、私と自由時間を過ごして」と席に腰かけている姉の足にすり寄り太股に頭を乗せて甘える。
「マーサ、貴女は自分のクラスメートと遊んでいらっしゃい」暖かい物言いでマーサに一年生の教室に戻るように諭す。
「分かったわ、お姉様」納得したように姉から離れるマーサ。
「えへへ。やっぱジョディス姉様の足は柔らかくてスベスベで、ホント堪んねぇよな」元男のマーサ、実は本人にも気づかれないよう実姉にセクハラをかましていたのだった。
元の世界以上に科学が進んでいるせいか、勉強も地球とは桁違いにレベルが高かった。本来小学生であるマーサ達の既に物理学や化学が授業に取り入れられている、その度に閉口するマーサだが文句を言ったところで授業が易しくなる訳もない。そもそも中身は10代後半なので大まかな内容は理解できた、後は予習と復習を繰り返せば何とかなるだろう。
こんな感じで幼少期を過ごしてきたマーサも少しずつ成長して15才になりハイスクールに進学する事になった。