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どうして俺が女の子に?  作者: 越後屋大輔
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学校へ

誕生エピソードは本文中で終了です。

 アマンダは三度目の女児を無事出産した。その娘はマーサと名付けられた、彼女こそ転生した諒平本人である。その三年後、更に妹ジョージアが誕生してエリオット家は四姉妹となった。


 六才で前世の記憶が目覚めたマーサはハーレム計画が頓挫して悔しがった、ならばネット小説によくある現代日本の知識を使って無双するつもりだったが、この世界にはスマホもネットも当たり前にあり、自動車もリニアモーター式で通る道路もパイプラインになっていた、現代日本より科学文明が進んでいては無双するのもムリ。落ち込むマーサだが次の瞬間、ある考えが浮かぶ。

 「現代より科学が進んでるんなら性転換するのも向こうより簡単なんじゃないか?もし今は無理でも俺が成長する頃には可能かも知れない。よし、それまでは今の自分を受け入れるとしよう」こうして新たな目標が出来たマーサに父のバリイはある話を持ちかけた。

 「マーサ、九月から学校に行こう。手続きは父さんが済ませてある」この世界の学校は前世のヨーロッパと同様、九月から新学期が始まりいわゆるグレードスクール制度が一般的である。姉二人も小学校に通っていて、マーサの入学と同時に長女ジョディスは七年生、次女のポーラは四年生になる。


 九月を迎えてバリイはマーサを連れて学校へやってきた。担任教師にマーサを引き渡しよろしくお願いしますと何度も頭を下げてから勤務先に出掛けていった。


 担任教師はいかにも堅物そうな中年女性だった。バリイが見えなくなるとマーサに厳しい目を向ける、反射するものは何もないのに眼鏡が光った気がした。

 ミンチという女性教師に教室へ連れてこられたマーサ。

 「まもなく入学式が始まります、それまでこちらで待機していなさい。いいですね、エリオットさん?」そう告げて教室をでていくミンチ、マーサが教室を見渡すと同年代くらいの子供達がやはり自分と同じく待機している。マーサはその中によく知った顔を見つけた、同じ産院で同じ日に生まれたカイである。

 「よぉマーサ、学校も一緒だな。よろしく頼むよ」マーサは自分にいつもちょっかいをだしてくるこのカイがあまり好きではない、というより男自体が好きではないのだが。

 「よろしく」素っ気なくそう返事した、マーサの第二の人生はまだ始まったばかりである。


さて、次回から学校編。小学校すっ飛ばしていきなりハイスクールに入るかも?

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