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40話

>40

僕の前にはハノイの塔がある。

恐ろしい事に、板が43枚もある。手作りかこれ。

「ラインハルトさん、これどう解きます?」

「うん? あぁ……何人の人生を棒に振らせれば良いかな、考えただけでゾクゾクするね」

「当然のように人利用してる!?」

しかも自分の得になるようにしている。恐ろしい男である。

「その前に人類終わりますよ、ふつーに」

「人類始まってからずっと説き続けてればワンチャンあるんじゃないかなぁ」

「嫌過ぎるなその仕来たり!」

玩具を見つけたリヴィが寄ってくる。

「あっ俺それ知ってるー! やっても良い!?」

「良いけど絶対解けないぞ」

「そう言われると解きたくなるな!」

「一生やってろ」

やり方は知っているらしいが、理論を理解していない。そもそもこの枚数まで来ると、動かすのも大変だ。

「ところでこれどうしたの?」

「拷問用具と言う名のラインハルトさんの私物を整理してたら出てきた」

「何かさらっとヤバイ事聞いた気がするんですけど!? というか何でそこからこれが!?」

「ああ、これ解けたら許してあげるってやらせたり、何もない部屋で死ぬまでこれだけをやらせたりするんだ」

「何それ怖い」

「いや待ってえぐいえぐい!」

僕だったら出された瞬間絶望する。というかマジで人生棒に振らせてやがったこの男。

「我らがボスはどう解くのかな?」

「む? うん……何とかタイムマシンを開発して、今より優れていた前文明か未来の技術で解く」

「そのどっちにもタイムマシンは無さそうですけど!?」

ちなみにリヴィは5時間程ずっとやり続けていた。馬鹿って怖い。

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