あの時、アイツがこう言った……! ~その時、時代が変わった?~
頭の中をすっからかんにしてからお読み下さい。
1582年(天正10年)本能寺。家臣、明智光秀の謀反により、炎に包まれる前。小姓、森蘭丸より告げられた言葉に答える織田信長。
主君の危機を伝えるべく、廊下をひた走る若い小姓。勢い良く襖を開いた若い小姓は呼吸を荒らげたまま言告げる。
「御館様、申し上げます! 明智光秀様、謀反にございます! 既に数千の数をもってここ本能寺を取り囲んでおります」
大一番を前に、自らを鼓舞するべく『敦盛』を舞っていた織田信長の口から発せられた衝撃の言葉。
「うっそマジで? う~わ……マジか~……無いわ~……つーか、ヤバくね? それハンパなくね? つーかさぁ……ここから逃げた方が良くね?」
信長は数名の配下の将を引き連れ、本能寺の裏口から逃げ延び、大陸へと渡り『ふぃぎゅあすけーと』を学んだとか学ばないとか。
その時、時代が変わった……!
べけべんべけべんべけべんべけべんべんべけべべん
1853年(嘉永6年)浦賀沖。突如として姿を現した4隻の大型艦隊。
――通称『黒船』
その旗艦『ミシシッピ号』の艦長、マシュー・ペリー。彼は幕府に対し日本国の開国を要求した。
返事を保留され、暫くの逗留を余儀なくされたペリーは、幕府の好待遇もあり、いつしか日本語を流暢に操るようになっていた。
月代も入れ、ちょんまげを結い、すっかり日本大好き人間となったペリーは身も心も日本人となり、名を『摩周縁』と改めていた。
「この国は本当にスバラシイ! もうアメリカには帰らない!」
日本の鎖国制度はまだまだ続く。
その時、時代が変わった……!
てんつくてんつくてけてんてけてんてんつくてん
きっとあなたはこう言う。
「く……くだらねぇ」
……と。