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朱里の夏&親友の亜紀

作者: りりか

 夏が来た

暑いけど頑張ると朱里は心に決めた。

「あーあ。また宿題やれなかった・・・」

部活の帰り朱里は言った。

「しかたないよ・・・ また明日は今度こそいっしょにやろう」

親友の亜紀は言ったけどわたしはまた明日また明日という言葉が嫌いだった。

(どうしよう。帰ったらやろうかな・・・でも亜紀を裏切っちゃうかも・・・)

「うん。わかった。明日やろう」

また言っちゃった。笑顔で言ったけど今日やりたいんだよね・・・。きょうやりたい!そういうことばがでない・・・。

「朱里ーごはんよー!」

お母さんの声だ

「今いらない・・・。そういう気分じゃないから・・・」

「あら?どうしたのかしら、いつもは、はーい!といってばんばんたべるのに・・・」

なんだよ・・・ばくばくって・・・

プルルルル

あっ電話だ

「はいもしもし」

「あ、もしもし朱里?亜紀なんだけど」

「なに?」

「宿題の事・・・」

「ああ」

「やっぱり今日やりたいなと思って…」

「え?」

「ごはん・・・食べ終わった?食べ終わってないならうちでたべながらやろう」

「・・・」

「あ、むりだったらいいんだよ・・・」

「ちがう、いいんだけど自然と頬に何かがツーっておりてくるの・・・」

こんなことでなくなんて私最低…

「もう何泣いてんの?ないてなんかいないで早くうちに来て」

「うんじゃあねー」

いかなきゃ・・・

「ちょっと亜紀のうちいってくる」

「わかったつーかごはんは?」

「亜紀んちでたべる、いってきます!」

はあはあ

亜紀の家まで走ると二十分もかかるからつかれる

ピーンポーン

「はい」

ガチャ

「おまた・・ってえ?だれあんた?」

「ひっどーいわすれたの?」

(あっ、絵実香じゃん・・・)

最悪。大ゲンカ前にした相手に亜紀か。亜紀と二人だったらいいんだけど・・・。

「えっと、亜紀は?どこにいるの?まあいいや。とにかくはいるよ」

「まだだめ!今はお片づけしてるの」

いるよね・・・

言い方からしてツンデレなこって・・・

「お片づけ・・・なんぷんでおわる?」

「わかんない。まあいいやとりあえず入ってよ」

さっき入っちゃだめっていったのにどっちだよ・・・

「おじゃましまーす」

パーン(クラッカーの音)

「へ?」

「きょう、8がつ16日は朱里の誕生日でーす!」

亜紀がさけんだ。

「えっしゅくだいじゃないの?」

「そう。絵実香もよんでパーティーにしようとおもって」

「このまえはごめんね。私、気が付いてなかったの。朱里がそんなに悲しかったんだって。ずーっと亜紀の前で泣いてたって」

「うちこそごめんね」

「なくなって」

「えっ。パパ!!」

パパはずっとイタリアに出張だったのに・・・。

「朱里が誕生日だから、亜紀ちゃんに手紙を出してパーティーを開いてもらったんだよ!」

「私たちのプレゼントはー・・・」

「ごめん持ってくんの忘れた・・・」

「じゃあ・・・。朱里のパパがプレゼント!」

「おれか!?」

「あははははは」

最終的にはみんなえがおになってよかった!

宿題も無事終わったよ。

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