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プレアデスの伝説 姫たちの建国物語  作者: のらしろ
第四章 建国の準備
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第69話 ……で朝食を のその後で


 

 ここも俺の予想していた通りバイキングの料理は復活している。

 昨日の昼食と同じようにだが、今度は好きなものを選ばせて朝食を済ませた。


「食べながら聞いてほしい」


「何ですか、守様」


「ああ、近々の課題としてみんなの服を探さないといけない。

 この船の中には、俺らが乗っていた小さな船と同じようにいろんな種類の服がある。

 ここで適当に渡してもいいが、せっかく制服類もいろいろとあるだろうから、ここできちんと制服を分けて手配しようかと考えているのだが」


「今まで着ていた服を着ればいいのではないか」


「それでもいいが、せっかく体をきれいにしたばかりだ。 

 今まで着ていた服はこの船にあるランドリーで洗濯をしたいのだが」


「この船にも洗う魔道具があるのですね」


「ああ、この船の方が生活をする上での魔道具と言った方が伝わりやすいか、そういうものがたくさんある」


「私の荷物をあさればほかにも服があるが……」


 ダーナが言ってくる。


「たぶんみんなも同じようなものかもしれない……あ、フラン達は別だな。

 海賊船から逃がすので精一杯だったので私物までは……」


「守様。

 気にしないでください。

 それに守様からいただきました服の方が 着ていても気持ちも良いですし」


「ありがとう。

 フランからそう言ってもらえると俺の気が楽になる」


 とにかく、みんなが着ていた服は風呂場の近くのランドリーで洗濯させてもらった。

 俺は失念していたけど、俺の船でもランドリーは全自動乾燥機付きだったというよりも船の中では干せないので、当たり前の話だ。

 船内に部屋干しでもしようものなら……恐ろしい。

 生乾き臭って、とても臭くて我慢できない。


 流石のフェリーでも条件は一緒で、それもお客様が利用するものだから、乾燥は必須だ。

 これならば1~2時間あれば乾燥まで終えられる。

 簡単に説明した後に、洗濯させてもらった。

 ただ下着だけは、近くから探してきて代えてもらった。


 フランたちにはなじみの物だろうが、サーシャたちは初めて見る下着になる。

 食事後に風呂の脱衣所でフランによる下着の付け方講習会が俺の目の前で行われていた。

 目の保養にはなるが、正直ガン見するわけにもいかず目のやり場に困る。


 今朝一番でバスローブを準備した俺をほめてやりたい。

 そうでなければ、裸で2時間待たすか、慌てて適当な服を探すことになったが、今回はバスローブのおかげでどうにかなった。

 裸で2時間も目の前に居られたら俺の理性が持たなかっただろうが、そうなると本当に俺は死ぬぞ。

 うん、今朝の俺は良い仕事をしたな。


 すべてを終えても8時を少し回ったくらいだった。

 朝4時半くらいから活動していれば十分に時間が取れたわけだ。


 フランとダーナは浜で仕事があるらしいので、ここで解散となり浜からボートを呼んで梯子を使ってボートに移ってもらった。

 フランにダーナ、それにエルムの三人だけで浜に戻っていく。

 そう、まだ船の中には俺の他にはサーシャとミーシャ、それにドーラの他にケリーの4人が残っていた。


 あれ?

 ケリーは分かる、それにメイドの二人もこの船の片付けの手伝いに残ってくれたのだろうが、ミーシャはなんでダーナと一緒に行かなかったのかな。


「ミーシャはこの後どうするのだ」


「はい、守様に付いてお手伝いをさせて頂きます」


「え?

 俺について来るのか」


「いけませんか」


「いけませんとは言わないけど、面白くも無いぞ。

 それにこの船では良いが、あっちの船の時にはダメだぞ。

 当分は必要は無いかとは思うが、あっちは戦船だ。

 ここの湾内で船内を見学したいのならばそのうちさせてやるが、あの船での仕事の時に連れて行けるのはケリー達戦える者だけだ。

 それを理解しておいてほしい」


「……」


「普段でもフランですら連れて言って無いからな。

 サーシャたちを助けた時にも居なかっただろう」


「……あ、はい」


 納得はしていなさそうだが、理解はしてくれたようだ。

 頭の良い子なのだろうな……俺よりも年上に子扱いするのは失礼かもしれないが、どうしてもサーシャの見た目でそうなっている。

 まあ、良いか。

 それよりも、まずはこの船の片付けからかな。

 となると人手が足りないか。


「ケリー、騎士たちをもう少しこちらに回せないか」


「あっちの船にはどれくらい残す必要がありますか。

 その数によりますが……」


 そうだな、あっちにも人は必要か……、でも一人留守番がいればいいか。

 どうせこの世界の住人では動かせないし、動かせそうな者は今のところケリーの部下たちだけだからな。


「留守番で一人……あ、いや、あの船をこの船に横付けしよう。

 悪いがボートを寄こしてもらえるか」


「はい、今から連絡します」


 ケリーは無線を使って、浜にいる騎士に連絡を取りボートをフェリーに向かわせた。

 ボートが付くと俺が乗り移ろうかとしたらミーシャも付いてきた。

 あの船についてはさっきも言い聞かせたばかりなので、断っても良いけど湾内の移動だし、別に構わないか。


「気を付けてついてきてくれ」


「守様、ミーシャ様に救命胴衣は着用させますか」


「作戦の途中でもないし、今回は良いか。

 俺も付けるつもりもないし」


 少し前に俺自身がみんなに命じたばかりなのにダブルスタンダードも良い所だな。

 

 それから、ミーシャを連れて面倒なので、これからあっちに船のことを巡視艇と呼ぶことにするが、巡視艇に向かった。

 最近はボートの操縦は皆ケリー達任せにしている。

 ケリー達を出会った頃はこういう場面では俺がすべてしていたことでも最近は任せらっるようになってきている。

 これから仲間も増えるので、どんどんできることを増やしていきたい。




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