表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
プレアデスの伝説 姫たちの建国物語  作者: のらしろ
第二章 軍団の誕生
25/119

第25話 あとでスタッフがっていうテロップ



 結論から言うと、タイトルの通りで、スタッフである俺が責任をもっておいしくいただきました。

 かなり焦ったのは、俺は正直いって経験など無く、それでいておいしそうなのが二人もいれば、そうでなくとも抑えるのが大変だったこともあり、あそこまで状況を作られれば止められなかった。


 最低限乱暴にならない程度の配慮しかできなかったのだが、そこは魔法の力も借りて事無きを得た。

 痛み止めの魔法というのか、閨の作法で使われる魔法なのかは俺の知るところではなかったのだが、とにかく無事に済ませてやっと俺も賢者の仲間入りをできたというわけだ。


 午後10時に二人が部屋に来てから、一時間ばかりのすったもんだもあり、現在は午前2時過ぎだ。

 二人は疲れたのか、そのまま俺のベッドで寝落ちしている。

 だが俺はというと賢者モードではあるがあまりの出来事にかえって目が覚めて寝付けそうにない。


 今回はお礼ということのようなので、もうこの先はないだろうが、まあ、今までもといってもな、一度経験してしまうと前には戻れないの喩じゃないが、どうしよう。

 まずは神様からのミッションである大型船を見つけてからだが、その後はできる限り平和な国を見つけて、それなりのお店にでもお世話になるしかないな。


 そんなことを考えていた。


 俺もいつ寝たのか定かではないのだが、いつの間にか寝ていたらしく、目を覚ますと二人とも部屋からは出て行った後のようで誰もいなかった。

 時刻はというと午前6時を過ぎていた。


 日も昇り、完全に朝の目覚めだ。

 さすがに気を抜きすぎだろう。

 慌てて身支度を整えるために船長室にあるシャワーを浴びて目を覚ます。


 昨日のことは俺の夢でも妄想でもないよな。

 そう思いベッドを見るとわずかばかりの血痕が……あの二人とも初めてのようだ。

 当たり前と言えば当たり前の話だが、それでも閨については二人ともしっかりと知識を持っており、俺の方が……恥ずかしいからこれ以上は思い出さない。

 夢ではなかったのならば……うん、お礼と言っていたし俺も深くは考えないようにして、部屋を出た。


 部屋を出た時にもう一人のメイドであるドーラと扉の前でばったりと出会った。

 ここでお約束のお言葉を頂くはずなのだがドーラの口からは『昨日は、お楽しみでしたね』の言葉は無かった。

 もしあればその場で恥ずかしくしてうずくまっていただろうが、ドーラからは何事も無いように挨拶をされただけだ。


「おはよう、ドーラ。

 しかしずいぶん朝早いな」


「いえ、いつもこの時間には起きて準備を始めております。

 ただ、他の皆さん、特にミーシャは珍しく疲れていたのかまだ起きてきませんね。

 流石に昨日の今日ですから、起こしはしませんでしたが、起こしてまいりましょうか」


「いや、そのまま寝かせておいてくれ。

 他の騎士たちも同様だ。

 そうだな、まだ自由でいいかな。

 ドーラもだぞ」


「ありがとうございます。

 ですが昨日頂いたお仕事に朝食の準備もありますから」


「それなら、問題ない。

 今までの生活がどうだったかは知らないが、この船ではあの人数ならばそれこそすぐにでも準備ができる。

 問題はメニューを考えることくらいか

 だが、そうだな朝食の準備も仕事にあったしな。

 ドーラに頼むとしようか。

 メニューとしては昨日の昼食と同じでいいが、分かるかな」


「はい、どうにかなるかと思いますが」


「俺は一旦艦橋に行って一仕事を済ませてから食堂に行くから、先にわかるところから始めておいてくれ」 


「わかりました」


 そういって、俺はドーラと別れて艦橋に向かった。

 艦橋ではレーダーを確認するも、寝る前に確認した時と何ら変化なく何もない。

 気象状況も確認しても昨夜はその前と同様に風も吹いていないようだった。

 これならば帆船しかないこの世界では大したことはなかっただろうが、一応双眼鏡での確認も済ませる。

 大丈夫のようだ。


 俺は艦橋から出て食堂に向かう。

 調理場ではドーラの他にミーシャも朝食の準備を始めていた。


「おはよう、ミーシャ」


「おはようございます、守様」


 そのあとフランも調理場にやってきて、挨拶を交わす。

 ミーシャは恥じらいを感じられたが、フランは昨日の様に変化は見られない。

 フランは俺の抱かれていた時も淫靡というものを感じることは無かった。


 なぜ昨夜二人が俺に抱かれたのか、それよりも今朝の様子では昨夜は何もなかったかのように行動している。

 この世界の貞操観念てそんなものかもしれない……さすがにそれはないだろう。

 もし、そのつもりで行動でもして、違ったら目も当てられないことになる。

 だとしたら、俺の方も当分は現状のままでいることにした。

 昨日は、そう頑張った俺へのボーナスとでも思っておこう。

 思い出すだけでも十分におかずに使える。


 まあ今はわからないのならそのままでも問題ないので、食事の準備を優先させる。


 三人にはパンの貯蔵庫の場所を教えて、人数分を用意させ、また副菜についても冷凍庫に連れて行き、今日は彼女たちに選ばせた。


 ここで気になったのが、昨日消費した冷凍食品だが、補給がされているように思われる。

 在庫の確認をしていないから本当にそうなのかはわからないので、今日からは記録も取って調べてみる。

 俺の勘のようなものだが食品庫内はあの補給がどうとか言われたことが適用されるのではないかということだ。


 使用中の物は消費すればなくなるので、シャワー室で使っているシャンプー類も確かに減ってはいたが、もしあの補給に関するルール?が他にも適用されるとすれば、使って目減りしているシャンプー類も保管庫にある分は補給されると俺は考えている。


 二人の神様が口をそろえて、補給の心配は無いと断言していたこともあるが、食事中だった状態を複製したために食いかけの食事があったが、それを片付けても復活はしていない。

 尤もあの状態が復活されても困るし、何より船内そこら中に散らばった服なども復活したらそれこそ大変だったが、流石にそれらは無かった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ