番外編1 恋愛相談
今日はハイネに誘われ、商店街のカフェでランチを食べに行く。
前から行きたいと思っていたので嬉しかった。
しかし、ハイネから誘ってくるとは...一体なにが目的なんだ...?
ハイネが意味もなく私と2人きりで会うとは思えない!
少しの不安要素を抱えながら、ハイネと合流し店に入る。
レトロな雰囲気にかすかに香る珈琲の匂いが非常に高評価だ。
奥の方の席に案内され、一組の男女の隣のブースに入る。
私とハイネはそれぞれ珈琲を注文し、一息つく。
「それで、わざわざ二人で会おうなんて、なんの用なの?」
「...気づいてたか。」
「当たり前でしょ。流石に分かるよ」
「私そんなに分かりやすいか...?」
無言で肯定すると、ハイネは肩を落とす。
「まあいい、本題に入る。お前、私が男と付き合ってるのは知ってるよな」
「...夢見悠真?」
「名前まで知ってるとは思ってなかったが...」
ああ、知っているとも。あの野郎に犯されたからな!いやほぼ同意だったけど。
実は私は今でも彼に未練がある。一生忘れられない初めてだった。たまにあの夜の事を思い出して気分が昂ることだってある。
「それで、むまくんなんだが...」
「ねぇ、そのむまくんってのなんなの?」
「夢見悠真の最初と最後の文字を取ってむまって感じだ。そう呼んでって言われた。」
ああ、そうかい。私より仲良さそうで良かったよ!
「むまくんとの夜についてなんだが...」
「は?」
「あいつ、めちゃくちゃ上手くてさ...最近毎日シちゃってて、普段の生活に支障が出始めてるんだ。」
「は?」
なんで!それを!私に相談する!?
ちょっと顔赤らめながら言ってんじゃねえぞ!上手いの知ってるよ!私も寝たもん!
こいつ!惚気ける為に私を呼び出しやがったのか!?
「あと、顔かっこいいし、凄く優しいんだ。私ってたまにトラウマで寝れない日があるんだが、そういう時すごい面倒見てくれる。ああ、むまくん...好きだ...」
「あ...そう」
完全にメスの顔してる...
普段の凛々しい顔は何処へやら。
「でも、最近あいつの妹にも目を付けられててさ。むまくんが居ないとき襲ってくるんだよな。」
「いや拒めよ」
「いやそれがさ、あいつら兄妹は魅了の魔眼っての持ってて、それ使われたら誰でも発情させられるんだよ。」
「そういう能力?ほとんど洗脳じゃん。いいの?それで」
「いや、淫魔っていう種族としての特性らしい。能力は別に持ってる。むまくんは魔眼使わずに私を女にしたから別にそこはいいんだけど、妹の方がな。」
メスにされたって自認あるのかよ...
こいつのこんな所見たく無かったわ。
「それに最近淫紋ってのを付けられて、生理現象まで握られてる」
「...ヘラり過ぎじゃない?」
「私も正直そう思う。弱い所見せすぎて庇護欲掻き立てちゃったのかもしれん。絶頂しろって命令されたら強制的にイクんだぜ。笑えるだろ」
ケラケラと笑っているが、全然笑い事じゃない。完全に悠真に支配されてるじゃねーか。
唐突にある噂について思い出す。
「あ、学校で誰かがヤッてるって噂、もしかしてハイネ!?」
「え、噂になってんの?ま、マジか......」
「流石に弁えなよ...」
「いやだって...」
「依存症なんじゃない?」
「ウグッ、確かに...」
結構来てる所まで来てるんだな。
まあ手元にあんなのが居たら私だってセッ〇ス依存症になってしまうだろう。
その上、多分精神的にも依存してそうだ。
最近、ハイネのメンタルはかなり安定しているように思える。
「ともかく、ちゃんと話し合って頻度を落とした方がいいよ。」
そう言いコーヒーを口に運ぶ。
だが、視界に入ってきた光景に驚愕し、空いた口が塞がらず口に入れたコーヒーが全て出てきた。
「そうだな...帰ったら話してみるか。あ、そうそう、今あいつと同棲を...ど、どうした?」
私は震えながら後ろに指を指す。
「後ろ?なにが...むまくん!?」
「やあ2人とも。アキラちゃんは久しぶりだね。」
「私もいるよ♡」
もう一人は多分妹だな。
そう言いながら自然にハイネの両隣りに座る2人。
「ねえ、辞めちゃうの?僕の事不満?」
「私とももっと遊んでよ〜」
「あっ...♡やめっ♡ひあぁっ♡」
2人はハイネを挟み、耳や胸を弄んでいる。
私に対して見せつけるように。
「ねぇっ♡ダメだって...んぁっ♡、ここっ...家じゃな...ああっ♡」
「声だしちゃダメでしょハイネ。ほらっ、塞いであげるよ」
そういうと悠真は濃厚なキスを始めた。
この光景を見て私はムラムラ...していない。
いつものかっこいい感じのハイネが完全にメスにされてる光景を私は直視出来なかった。
それに加え、悠真が他の女に対してここまで情熱的になっている所を見て、2重の脳破壊が起きていた。
FXで有り金全部溶かした顔をしている。
「ほら、ハイネ。ホテル行こっか♡もう1回躾てあげる♡」
「ひっ...♡ゆ、許して...むまくん♡」
「だ〜め♡」
私はただ黙って見ているしか無かった。
「...行っちゃったね」
「いや、君もついて行きなよ...」
何故か私の目の前には悠真の妹ちゃんが残っていた。
...これ、絶対狙われてるよな。
妹ちゃんは凄くニコニコしている。
「...」
「...」
店のドアまで一気に走り抜ける。金はテーブルに置いてきた!
しかし妹ちゃんは思いのほか素早く、回り込まれた。
位置関係的にも私が不利だった。
そして、彼女の目を見てしまった。
すると同時に頭の中にモヤがかかり、深い思考が出来なくなる。
「はい、逃がさなーい。私達もホテル行こうね〜♡」
これが魔眼の威力...!
その日、私とハイネは淫魔兄妹に美味しく頂かれた。
4Pもした。




