65/305
第６１話 初デート？
とりあえず、何をすればいいのだろうか。
＜彩陽に事情を説明すべきかと＞
え、どうやって？
＜（クスクス）さぁ？＞
えー。とりあえず、彩陽のいる部屋に行くか。
コンコン
「お～い。彩陽、少し話がしたいんだが。」
「、、、。」
「お～い。」
「、、、ユウカさんと話しとけばいいじゃないですか。」
「その、、、ユウカが俺のベットにいた理由なんだが、、、。」
「知りません。」
「ちょっとぐらい話聞いてくれよ。」
「、、、。」
はぁ、どうしよう。
＜今日は放置を推奨＞
そうだな。
「また、明日来るよ。」
「、、、。」
とりあえず、自分の部屋に帰った。今日は何をしよう。
「私とデートしませんか？」
！！びっくりした。ユウカか。
「入ってくる時ぐらい、ノックしろよ。」
「いいじゃないですか。私たちの仲なんですから。とにかく、行きましょう、デート。」
断るのは気が引けるな。
「いいぞ。」
「やったー。」
にしても初デートか。
「どうですか、ここのお店、いろんな魔道具を置いているんですよ。これなんか、、、。」
この魔道具なんか、彩陽に似合いそうだな。
「次は、ここのお肉、やわらかくておいしいんですよ。」
彩陽好みの味付けだな。
「次は、、、。」
彩陽は元気だろうか。
「もう、雄迅さん、私という女性がいながら、彩陽さんのことばっかり考えてますね。」
「、、、。」
「雄迅さん！」
「おお、すまん。少し考え事を。」
「彩陽さんのことですか？」
「！！なんでわかった。」
「それは、私を差し置いて考えることなんて限られてくるでしょう。」
「、、、すまん。今日はユウカとのデートのはずなのに。」
「それだけ、大切な人ってことじゃないんですか？」
「それは、、、。」
「今、思ったこと、すべて彩陽さんに話してください。」
「、、、すまん。ありがとう。」
そういって、すぐに彩陽のもとに走った。
