第60話 朝が来た
朝が来た。来てしまった。どうしよう。とりあえず、ベットから出よう、、、?!ユウカ?!なんで俺のベットの中に?!なんで俺は違和感を感じずにぐっすり寝てたんだ!
<彩陽が原因>
ん?今日は、違う部屋だろ?、、、あ。前、こんな感じで寝ていたからか。って、それどころじゃない。なぜ、ユウカが俺のベットの中に?
「お~い、ユウカ。なんでここにいるんだ?」
「それは、、、。」
「お、おはよう、雄迅、、、?!ユウカなんでベットの中に?!」
「さ、彩陽?!こ、これはだな。違うんだ。誤解だ。」
「へぇ~?」
「ユウカも何か説明しろって。」
「?」
「雄迅さんはユウカさんのような人が好みだったんですね。」
バタン!勢いよくドアが閉められた。オワタ。ってその前に
「なんでここにいるんだ、ユウカ!」
「それはですね、私が雄迅さんとの既成事実が欲しかったからです。できませんでしたけど。」
?!おいおい。どう言うことなんだ?
「その、私は雄迅さんのことが好きです。側室でいいので結婚してください。」
?!ここで告白?!、、、ん?側室?
「俺は誰とも結婚していないから正妻さえいないぞ。」
「あれ、てっきり彩陽さんと結婚しているものだと。」
「いや、あいつとはただ一緒に旅をしているだけだが。」
「そうなのですね。では、正妻にしてください。」
「なんで俺?もっと良い人いるだろ。」
「雄迅さんほど優しくて強い方はいません。そんな雄迅さんに私は一目惚れしたんです。」
そうだったのか。いきなりの告白で頭が働かない。返事をしなければならないのに。
「返事はいつか聞かせて下さい。」
そういうと、ユウカは自分の部屋に帰っていった。




