表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
60/305

第56話 カップル割

「これこれ!」


今度はイヤリングか。よくかぶらないな。


「はいはい。買ったるよ、、、?」


高っ!思っていた5、6倍高いぞ。払えなくはないが、今後に響きそ~。ま、買うか。


「すみませーん。これ買いたいです。」


「かしこまりました。ただいま、カップル割というものをしていますが、お二人はカップルでしょうか?」


、、、?!あまりに予想の斜め上の言葉を聞いて、頭が一瞬フリーズしたぞ。彩陽は、めっちゃ顔赤くなっているな。ただ、今後のために


「ソ、ソウデス。ボ、ボクラカップルデス。」


あ、さらに彩陽の顔が赤くなった。すまん。これも未来のためだ。


「う~ん。怪しいですね。カップルっぽいことしてみてください。」


、、、?!カップルっぽいこと?!俺が?!彩陽と?!


「その感じだとやはりカップルではな、、、。」


ヤバいまずい。どうしよ。どうしよ。どうしよ。どうしよ。どうしよ。どうしよ。どうしよ。そう思っていると彩陽に初キスを奪われた。


「?!わ、わかりました。では、半額でこちらの価格になります。」


「、、、。わ、わかりました。」


買った。買ったんだ。まるでカードゲームの超高価なカードを買った気分だ。怖い。高すぎてこのイヤリング怖い。


「はい、彩陽。」


「あ、ありがとう。ところで、、、さっきのは好きでやったわけじゃないんだからね!安くなるからっていう理由だからね!好きだと勘違いしないでよ!」


「あ、はい。」


やっぱりそういう理由か。


(彩陽視点)


何やってんの、私。完全にツンデレみたいじゃん、、、?!もしかして私ってツンデレだった?!そうかぁ。そうだったのかぁ。私、ツンデレだったかぁ。いやいや、それどころじゃない。この関係が気まずくなっちゃう。どうしよ。謝る?何に対して?、、、。謝ることないな。変に謝ってもさらに気まずくなりそう。、、、。あれ、これ詰んだかも。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ