第49話 悪夢
旅に疲れてセカウ町の宿で寝た。
どこだここは。俺は、旅をしている?のか。目の前に見える大きな国は何なんだ?その国になぜ入った?国の中心には神殿らしき建物が見えるな。あ、竜の装飾が多くみられるところを見ると、ここは竜国なのだろう。そして、神殿の中に入り、うわっ、なんだ急にまぶしくなって何も見られない。
光が収まり、周りを見ると彩陽もペロもいない。しかも、ここはどこだ?俺は光の牢獄に閉じ込められている?ただ、目の前にはモニター?が二つあった。片方では、彩陽が誰かに殺されて血だまりができている?もう片方では、ペロが骨ごと何かに食われている?なんだ!なんなんだ!この世界は!
「ふふっ。自業自得ね。」
この声は、、、!
はぁはぁ。夢か。夢でよかっか。とんでもない悪夢だ。
「雄迅さん?」
ああ、彩陽か。生きている。彩陽は生きている。
「ワン?」
ああ、ペロか。ペロもしっかり生きている。
「雄迅さん?大丈夫ですか?すごくうなされていましたけど。」
「ああ、心配かけてすまん。少し悪夢を見ていて。」
「どんな悪夢だったんですか?」
「すまん。内容があまりにひどくて、話したくないかな。」
「わかりました。気が向いたら教えてください。」
「ああ。」
ほんとにみんな生きていてよかった。ところで最後に聞こえたあの声は多分、、、。




