第36話 ファーウス町
ファーウス町に入ろうとしたところで門番に止められた。
「府rふぇwじぇjmでkhdcrgz?」
「すみません。俺ら訳あって日本語しかはなせないんです。」
ここまでは想定通りだ。
「おお。そうなのか。すまない。冒険者証を確認させてくれないか?」
<落としてなくしたと言うことを推奨>
「落としてなくしてしまいました。」
「そうか。じゃあ、新しいの作りに行くぞ。」
何とかなったのかな?グッジョブ、「知能」さん。ところで結局冒険者証ってなんだっけ?
<はぁ~>
あれ、俺なんかやっちゃった?
<非公式ですが、ユウタたちと冒険者ギルド作ったあれ>
うーん。あっ思い出した。冒険者ギルドで登録したときについでにつくったあれか。非公式だから他の国では使えないとか言ってたな。ところで、俺らはどこに連れていかれているのだろうか?
「さっさと作ってくれ。俺は早く門番の仕事に戻りたいんだ。」
「あ、ああ。」
こわ~。今見るとめちゃくちゃがたい、いいじゃん。さっさと手続きをしなくちゃ。そう思い、冒険者ギルドで(嘘てんこ盛りの)冒険者証を作り、登録をした。
「じゃ、楽しく過ごせよ。」
最後の最後まで雰囲気がめっちゃ怖かった。




