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あなたにはどうせ分からない、なんて

作者: 朝焼 悠

なんだよ急に別れるって

なんだよ急に出てくって

少しくらい説明してくれても

いいじゃんよ


あなたにはどうせ分からない

最後そう言われたけど

ちゃんと思い当たる節だってあるんだ


あれだろ?

デートや旅行の計画を立てるとき

どこでも良いよが多かった事


せっかく食事の用意をしてくれるのに

なんでも良いよが多かった事


休みの日にはほとんどリビングで動かなかった事


君との会話の途中で

ちゃんと顔を見ないで

スマホばっかいじってた事


夜もすぐに疲れたと眠ってしまっていた事


そもそもいつの間にか

まともに見つめ合いもしなくなっていた事


最初はこんなんじゃなかったって

自覚はもちろんある


情熱の炎が

安心や信頼に変わったと

言ってしまえば聞こえは良いけど


悪い意味で

安心しきって甘えていたって

自覚もある


君の持つ母性は僕のためではない

なんて

こんな当たり前の事すら

忘れていたなんて

我ながら気持ちが悪い


あなたにはどうせ分からない

最後にそう言われたけど

一応これだけの自覚は持てました


そしてきっとこういう所も含めての

あなたにはどうせ分からない

だったんだろうとも


だからせめて

時代錯誤かもしれないけど

古臭いかもしれないけど

最後くらいは格好つけさせてくれないか

君を失うくらいの高い授業料だったと

沢山の後悔をありがとうと

強がらせてくれないか


さよなら

元々 僕とは到底釣り合いの取れていなかった

素敵な女性よ


もう二度と触れる事さえできない

高嶺の花よ

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― 新着の感想 ―
[一言] 私が、高嶺の花になってあげる。
[良い点] こ、これ…汗 リアル…? 創作…汗? どちらに、せよ… す、凄い…汗汗汗滝汗m(_ _)m 凄い~…っっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!(*´Д`*)♡♪ えらく、驚き…
[良い点] 新機軸来ましたね! 1歩踏み出せば、たとえ再び後ろを振り返っても、目の前に新たな創作への避難場所が出来ている事に気が付く日が来るでしょう。 これ以上の事を、今は言うつもりはありませんが…
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