表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦慄のイクタベーレ ~敗退せし者達の母国奪還の軌跡~  作者: ユウキ
第七章 光の超魔法ゼクト
62/152

エピソード ラクーム

 いつもワテは親とモメとった。ワテが魔導に興味持てや、モメんでええんかったやろな。


「何故もっと魔導に取り組まないやぁ!」

「そや、未だ水系だけではアカンよ」


 オトンにオカンにいつも怒られとった。


「何ゆーてはる?水系も立派な魔法や」

「上級まで覚えればな……だがお前はどうや?」

「良いやろ…ワテの事なんて。ワテには素質がないんや」


 違う……ワテは逃げてたんや。魔導ちゅーのは、元々暮らしを楽にするてーもんやった。

 それが戦争に利用されるよーになってもぉた。ワテはそげんな事に使いとなか。だから魔導から逃げたんや。

 それにワテには……もっとやりたい事あるんや!


「魔導士の家庭の子がそげんで」


「ワテは……ワテは、魔導士より大陸一の商人になりたいんや!!」


「おんどれや、いつまで商法など、くだらない事をやってんねん!」


 オトンと顔を合わせりぇいつもこれや。

 魔導士の家系なんやから……そればっかしや。ワテはオトンやオカンに反発しなはってから、二年間魔導の方はそっちのけで、必死で商法を学んどった。

 オトンとは、顔を合わす度にモメたん、それもあの日までやった。あの日、オトン達は……。


 あれは五年前やった……。

 あの日、ザーゼヴがガンダーラに攻めて来なはりおった。しかも一人でや。たった一人で、ガンダーラの魔導士は次々に殺られてもーた。

 あの暗黒魔法ダークライによってや。ダークライは、ドス黒い霧を高範囲に巻き散らしはなったんや。

 でも本当に恐ろしいかとは、食らった者の動く封じるちゅーのやった。どげんな仕組みかわからへんかったが、あれで次々に倒されたんや。

 そして、恐怖した者は次々に奴の配下になってもーた。オトンもオカンもそして、アニィも奴の配下となった者と戦っておうた。


 かつての同胞に襲われる事になったんや。ワテもそうや。今まで友人と思うとった者に襲われてもーた。

 皆、奴に逆らう事ができず、そげんこつなってしもーたんや。そやけどオトン達は最後まで、その同胞達と戦いはりよった。

 ワテも、必死に抵抗したんやが、所詮ワテのは水系しか使えず、何にもならへんかった。水系は上級以外、戦闘で役に立たなと。

 そして……オトンは……。

 オトンはワテを逃がす決断したんや。


「ラクーム!お前だけでも、逃げるんや」

「なんでやねん」

「そや、逃げるんや」

「オカンまで何ゆーてはります?」

「良いからてめぇだけ逃げろっ!!」


 これはアニィや。

 アニィは、何故かワテの家族の中で、たった一人変わった(・・・・)口調をしてはりおった。


「オトンやオカン、そしてアニィを置いて行けへん!」

「てめぇ…今まで商法を学んだろ?なんの為だ?大陸一の商人になるんだろ?」


 そやけど、ワテには逃げる事はできへん。


「魔導士は死ぬか、奴の配下になりはるか、二つしか道があらへん」


 アニィの言葉にオトンが畳み掛ける。


 そしてオカンが……。、


「幸い貴方は、魔導の力をほとんど持っとらんへん。だから大丈夫や」

「そやけど……」


 ワテは言葉を濁す。


「何の為に商法学んだんや!?」


 オトンが怒鳴る。


「……オトン達は?」

「ラクーム!よー覚えとけ……人には逃げちゃアカン時があるんや。早よう行き、ワテ等に構うな。立派な商人になるんや」

「オトン!オカン!アニィ!」

「「「早く行け!!」」」


 三人同時や。

 ワテは、また逃げた……魔導から逃げ、家族を助ける事からも逃げたんや。

 あの状況や、家族が生きてるとは思ってへん。だから、ワテはこの時、ワテから家族を奪いはりおった暗黒魔王軍に復讐だけを考え生きてきたんや。

 アルスはんに出会うまでは……。ワテはアルスはんに出会って考えが変わった。


【戦いは憎しみの連鎖……輪を広げるだけ……】

【……私は、復讐の為には戦って欲しくない】


 このアルスはんの言葉に、ワテは大陸一の商人ちゅー夢を思い出させてもろうた。

 せやから、ワテは自分の夢の為、アルスはんと共に大陸解放しようと決めたんや。









 ―――――


【逃げちゃアカン時があるんや】

(……オトン!?)


 オトンの最期の言葉がよぎる。


(せやな……逃げちゃアカンな。此処で逃げたらイスカはん等が狙われるかもしれへん。今ならオトンの、あの言葉の意味わかるでぇ。あの頃のワテにはわからへんかったけど……今なら…)


 ワテはをカッと眼を見開いた。普段眼を細ぉいてるが今はここ一番って時やぇ。


(やったる……ワテのとっておき見せてはる……やったる……やったるでぇっ!!)


 ワテは両手を天に翳した。



『我、誓いを示さん……我、最後の契約を果たさん』



 アルスはんに出会ってワテは心境の変わったんか、今までできへんかったあの魔法の契約が出来たんや。せやけどなんとなくやけどわかるんや。この魔法はヤバいでぇ。

 ワテは両掌を真っ直ぐ前へ伸ばす。


 シュゥゥ~っ!


 辺りの大気を吸い込むん。まるで竜巻の如くワテの掌に集まるんの感じるでぇ。周りに漂う霧も掌の中に吸い込まれてもうた。



『星々よ…我が血により、光さえも呑み込む水魚となりて奔波を起こせっ!』



 全ての霧を飲み込み、視界が鮮明になりぃ、敵魔導士達が姿を現した。



『ハザードウォームっ!!』



 これがワテのとっておきや。最終水系魔法ハザードウォーム。基本六属性中もっとも契約が難しぃと言われとる上級水系魔法。全水系魔法で唯一の攻撃魔法やっ!!

本当は敵を倒すまでラクーム視点で描きたかったのでが、無知故に上手くまとめられませんでした(汗)

魔法をラクーム口調で描写とか無理ですww

即諦めました

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ