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戦慄のイクタベーレ ~敗退せし者達の母国奪還の軌跡~  作者: ユウキ
第二章 タルミッタの姫
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第二話 タルミッタ城突入

申し訳ございません

パクリの名前ばかりは良くないと思い一新させて頂きました

ここまで読んでくださった方には本当に申し訳ございません

あと納得行く描写ではなかったのでついでに描写もイジりました

 エオニス=アルスエード=イクタベーレ。エオニスはイクタベーレの言葉で王太子を意味し、つまりイクタベーレ王太子アルスエード。親しき者には略したアルスという名で呼ばれている。

 彼はイクタベーレ陥落後、世間では行方不明なっていたが島国であるタルミッタ王国に落ち延びていた。タルミッタ王やタルミッタ妃殿下は快く迎え入れてくれて、二年間身を潜めた。

 だが正体は一切明かさない。それは暗黒魔王軍にアルスがタルミッタ王国に落ち延びた事が漏れると、この国を戦場にしてしまう。それを恐れたのだ。

 またアルスは賞金首()()()にされており、当然それを本人も知っており、追手が来るかもしれないと考えていた。


 そのアルスも遂に正体を明かす


「イクタベーレ王太子アルスだ。お前達の頭にお目通りして欲しい」


 此処(ここ)はタルミッタ城の城門。門は固く閉ざされており、見張りの海賊が内側に2人いてアルスは自らが捕まろうとしていた


「はぁ?そんな嘘に騙されると思ってるのか?ナメてんと痛い目に合うぞっ!」


 見張りの1人が吠える


「まぁ待て、こんな上等な恰好してるんだ、案外本当かもよ?」


 と、もう1人の見張りが諫める


「ちっ!わーったよ。ちょっと待ってろ」


 吠えた見張りは走って城の中に入って行った。頭に指示を仰ぎに行ったのだろう。

 待つ事10分弱。その間もう1人の見張りがニヤニヤ笑い話しかけてきた


「王子さんよ、なんでまた名乗り出て来たんだ?おめぇの賞金首はかなりの額だぜ」

「タルミッタ王と妃殿下の身代わりになろうと思ってだ」

「かーー!おめぇ王子様の鏡だぜ。まっ!お頭が何て言うか知らんがな」


 その後もニヤニヤ笑いながら話しかけてきた

 やれどう港町を襲っただの、やれどうやってタルミッタ兵から逃げ出したのかと自慢話ばかり。アルスは顔には出さないがうんざりしていた。

 そうしてやっともう一人の見張りが戻って来た。


「中に入れろってよ」

「そうか。お-い門を開けろ」

「はいよー」


 上から声がする。門の開閉は城門の上でやっているのだ。


 ギギギギ……。


 鈍い音を立てて門が開いて行く。直ぐさまアルスは一歩踏み出した。


「おっと待った!暴れたら困るからな」


 ニヤニヤ笑っていた見張りがロープを持ち、アルスの両腕を後ろに回し縛ろうとしていた


「ヒヒヒ……縛らせて貰うぜ」


 アルスは掴まれていた腕を振り(ほど)き、ニヤニヤ笑っていた見張りの右腕を掴む


「な、何っ!?」


 そこで驚きの表情に変え、焦りの声を上げる。だがもう遅い。


「ふん…はぁーっ!」


 ばぁぁぁぁんっ!


 一本背負いで見張りの1人を投げ飛ばす


「おい貴様何している!?」


 もう1人の見張りが剣を抜き斬りかかってきた。


 ギーーン!


 アルスも直ぐさま剣を抜いて防ぎ、お互いの刃が交差する。


「てめぇナメたマネしやがってぇ!」


 投げと飛ばされた見張りが起き上がり剣を抜く


(今の私では二人相手は厳しい……だが時間は稼いだ)


 ドドドドド……。


 地響きと共に馬が多数迫って来た。


「な、何だ?」


 アルスと剣を交えていた見張りが迫ってくる馬に気を取られる。その刹那!


 ブシャァァっ!


 隙が出来た見張りをアルスが斬り捨てた。


「な、何だアイツ等はーーっ!?」


 もう一人の見張りが叫ぶ

 馬で駆けるはイクタベーレ騎士団とタルミッタ騎士団。先頭はホリンとジャイロ。


「おぉりゃ!」


 ブサァァっ!


 ホリンがもう1人の海賊を剣で突き刺した。そしてそのまま一気にタルミッタ城に雪崩込む。いつ閉められるかわからないからだ


「き、騎士団の奴らか!?」


 門の開閉をしていた海賊が浅はかな事に下を覗いてしまう。


 ブスっ!


 リビティナが馬を止めて弓を放った。彼女には馬を走らせながら弓を正確に射る事ができないからだ。

 これにより急いで雪崩込む必要はなくなり全員馬の脚を緩めた。


「バカな奴らだ!本当に門を開けやがったぜっ!所詮は浅はかな海賊か」


 馬から降りホリンが吐き捨てる。







 ―――――――――


「これが城の見取り図だ」


 ホリンがテーブルに城の見取り図を広げた。


「出入口はこの門のみ。空でも飛べれば中に入るが生憎うちにはバードもいなければウイングが使える魔導士もいない。ぼ、いやアルスのとこは?」


 アルスは首を横に振る。


「そうか、この門の内側で見張りをしてるのが二人、上で開閉してるのが一人。一度攻めた時はそういう配置になっていた。で、どうする?何か手はあるか?」

「敵の数は?」

「完全に把握しきれていないが五十人ちょいってとこだ」

「って事は一人で三人ってとこか。大した事ないな」


 ソラが口を挟む。アルスはそれを聞きコクンと首を縦に振る。


「やれそうだね。リュウザンとソラは私と共にタルミッタ王と妃殿下を救出する。まずは王間を目指す」

「はいよ!」


 とソラ


「かしこまりました」


 とリュウザン


「ジャイロは……」

「ちょい待ちな。人の話を聞いてたか?どうやって城門を突破するんだ?」

「それは問題ない。奴らから開けてくれるさ。暗黒魔王軍に取り入る為にあくまで手柄が欲しいのさ」

「それで?」

「私が囮になる!これでも二番の賞金首だからね」

「はぁぁぁぁーーーっ!?」


 ホリンの素っ頓狂な声が木霊した……。








 ―――――――――


「なんだ貴様らは!?おい集まれ!侵入者を蹴散らす」


 続々と海賊達が集まって来た


「よし予定通りホリンはここで指揮をし集まって来た海賊の掃討。リュウザンとソラは私と共に王間を目指す。ジャイロは私に着いて来て人数がいるようなら引き付けて欲しい。数が多いようならリュウザンかソラを残す!じゃあ行くよ」

「あいよー」


 とホリン


「はいよ!」


 とソラ


「かしこまりました王子」


 とリュウザン


「かしこまりましたアルス様」


 とジャイロ

 こうしてタルミッタ奪還戦は始まった。


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