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詩集

私の在り方

作者: 下菊みこと

正しい在り方

太陽は現在を照らし

月は思い出を守る


光は緑の隙間から溢れて

闇は水の中を揺蕩う


現実は心に光をもたらし

幻想は心に安寧をもたらす


私も心のままに振る舞えば

だれかに見つけてもらえるのでしょうか

だれかに気付いてもらえるのでしょうか


過去を捨てても未来はやってこないのです

未来を無視しても目の前はひらけないのです

私はどこを見つめればいいのですか


猫は自由に生きて

犬は忠義に生きる


人は自由に絡め取られて

人は忠義を捨てて生きる


人は他の何かの生き方に憧れて

人は他の何かの生き方を簡単に壊す


みんな違ってみんな良いとか言うけれど

異端は全て排斥しようとする


私は私を大切にして

他の何かを犠牲にする

本当にこれが正しい生き方なのでしょうか


いつかその時がくるのならば

いっそ今すぐ仮面を剥いで

私は私になりたいのです


私が私になることで得られるモノ

私が私になることで失くすモノ

その二つを天秤にかけてはため息をついて諦めるだけ


今まではそうだった

これからはどうなる?

そう、今、心に決めたなら


人の正しい在り方を探しに行こう


望んだ在り方

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― 新着の感想 ―
[良い点] 今自分が自分になろうとすることで得られるもの、失うものがあり それがあまりに大切なもので決断しきれずに居た葛藤と、 ついに心に決めた瞬間の、強さや切実さが感じられる、 強かで特別な詩だと思…
[一言] ありのままの自分、ですか……。 なれたらいいですけどね。 もし人間が完全にありのままになったら、言いたいことバンバン言いまくって、やりたいことガンガンやりまくって、他人を傷つけまくって、他人…
2019/12/09 21:27 退会済み
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