いつもの日常
久しぶりに学校が楽しみ。いつもの時間に家を出た。鍵を締めて。準備万端。今日は九鬼さんにしっかり感謝しよう。あれ...あれは九鬼さん!?なんでここに。私住所教えたっけ?何この状況、ついていけない。
「九鬼さんおはよう。えっと...そのなんでここに。」
「住所は前にお前の友達に聞いた。昨日の奴らがまた絡んでくる可能性を拝領して来た。」
いつの間に。さっきは少し身の危険を感じたけど良かった。やっぱり九鬼さんはいい人だ。
「本当に九鬼さんには何から何まで感謝してる。昨日も助けてくれてありがとう。今はほっとしてるし嬉しかった。」
「感謝してるのは私の方だ。あの時高橋がいなかったら...でもごめん、あの時何もできなくてそのせいであんなことに巻き込まれて。助けるのにも時間かかったし。」
空気が重たい。なんで私こんな重たい話引きずってるのかな。ちゃんとお礼を言えたしこの話題はもう終わり。
「九鬼さん気にしないで迷惑かけたのはこっちも同じだし。」
学校についてからは友達に誤ったり久しぶりに話をした。学校についてから気づいたけど九鬼さんが一つ学年が上の先輩だったこと。ヤンキーにはできるだけ関わらないようにしてたけどさすがに知らなすぎだ。
『キーンコンカーンコン』
やっとお昼の時間だ。今日は九鬼さんに一緒にご飯食べに来いって言われたなあ。なんか九鬼さんって勝手なところがあるよね。けどちょうど友達が何かの手伝いで一緒に食べれないし。
「あ、九鬼さんいた。」
「こっちもちょうど着いたとこ。」
「私屋上に来るのなんとなく初めてかもしれない。」
「確かに一年はあまりいないな。ヤンキーもいるから関わりたくないのかもな。」
「そうかもね。せっかく美味しそうなお昼だから早く食べよう。」