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始まり

周りが怖い人だらけ。この学校はやみ深いって知ってたけど改めて今そう思った。この地域治安が悪くてヤンキーの集まりも多数存在する。だからと言って引っ越すお金もないし。理不尽なことに治安が悪いから家賃は安い。小さいときにお父さんを亡くしてからお母さんが一人で働いて私を育ててくれた。今更こんなところやだって言ってもここで暮らした記憶しかないし。今はこんな過去のこと話してる場合じゃないけど。


「おおよく見るといいじゃないか。これなら予定通り作戦を実行できるな。」


「九鬼さんどう言うことですか。」


聞こえるか聞こえないかの小声で私は言った。けど多分聞こえてない。


「今はもういいだろ。あとは私が作戦を叩き込んでやるからよ。」


「気が利くな。ならあとは任せた。」


私と九鬼さんはその場から離れた。


「九鬼さんあれはどういうことですか。私はまだ認めてませんから。」


「認める必要はない。強制的に協力してもらう。私たちは他のヤンキーの悪事を止めるためにこんな事をやっている。これが正しいやり方なのかは別として。」


「じゃあ、私に協力してほしいことってなんですか。そもそも私みたいに何もできない人に出来ることってありますか。」


「何もできないからこそできることが一つある。敵を誘き寄せる餌だ。今回のターゲットは普通に戦ったら勝ち目がないから餌で誘き寄せ隙を突く。これが今回の作戦だ。」


なかなかヤンキーにしてはいい作戦だけど私が餌になるなんて。


「その作戦いつ実行しますか。」


「今日の放課後。そんなこと聞いて協力する気になったのか?」


「うん、放課後は今日やることないし。協力ならしますがヤンキーにはなりません。」


「それでいい。放課後さっきのところで集合詳細はその時に伝える。」

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