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よし、森に行こう





「…え?ちょマジですか??」





喉からでは声は私の声とは違いだいぶ低くて本当にミヤビになったんだなって改めて実感した。




…ってそれよりも!!




「私弱い!?すぐモンスターに倒されちゃう!?」





『いえ、ミヤビ様は竜人族をお選びになっていたためどの種族よりステータスは総じて高いのでそこら辺の冒険者やモンスターよりお強いです。』




キャラメイクの時に竜人選んだ私グッジョブ!!




『ですがBランク以上の冒険者となると結果は分かりません。竜人族は数が少なく貴重ですので奴隷落ちになる可能性もあります。』




Oh!Jesus!!



『ミヤビ様のステータスは装備のおかげもあって俊敏性と回避力、防御力が高いので死ぬ気で逃げればまず大丈夫でしょう。』





「そ、そっか。」





とりあえず人と出会った時の当面の対策は立てれたので良しとしよう。



何かいたらまず逃げる。これサバイバルの鉄則ね。






「これからの生活の計画も立てなきゃ駄目だよね。」






私計画立てたりするの苦手なんだよな。

自分で頑張ろうと思って5分で飽きる。そういう方他にいません?





「……ナビちゃーん。」



『かしこまりました。』





小声でコソッと言うとすぐに返事が返ってくる。流石うちの子賢い!












「なるほど、森の中で隠居生活か。確かにその方法なら危険も少ないしビビリな私でもいけそう。」




30分間ナビちゃんにわかりやすく説明されて当分の生活方法が確立する。





『それとミヤビ様、その喋り方ですと違和感がございますので口調を改めた方がよろしいかと思われます。』




確かに。

今は私のタイプの儚げ美人なイケメンくんだ。それがこんな喋り方だと自分でも正直幻滅する。敬語キャラでいこう。




ええ、そうです。私の趣味ですが何か!?





「ステータス」




人差し指と中指を交差させながら手を振り下ろすと反対側が透けて見えるステータスボードが現れる。わー、ファンタジー。






数値の平均(一般人)は1000だが私は装備の効果で運と精神力と知力、器用さ以外は全て+3000されている。イエェェェイ!俺TUEEEE!!ってなるかもしれないけどBランクの冒険者はステータス3000越えは普通らしいから余裕かましてるとあっという間に寝首をかかれる世知辛い世の中。




運、精神力、知力は元々高かったのだが、竜人族の全体の特徴で器用さはとても低い。平均が1000なのに対して300しかない。何それいじめかよ。




これはもはや服を着るのにさえ悪戦苦闘し小一時間かけてやっと着終わるくらいのレベルだ。そのため竜人族は成体になると洗浄魔法を自分にかけることで風呂に入らず清潔に生きれるようにしているらしい。







「お風呂は好きだけどそんなに苦労するなら仕方ないよね。うん、前向きに生きよう。清潔なんだしそんな気にしなくて大丈夫だよね。」





1人で納得してウンウン頷く。






『早く森に移動して拠点作りをしましょう。』






あ、うぃっス。

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