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79話 翔太荒ぶる

「―――なっ「なんて、そんなわけないですよね」」


 傾げた首をそのままに、脊髄で反論しようとしたであろうモトカノにかぶせて打ち消してみる。もうほんと下腹痛い。


 オーケストラがヒップホップに曲調を変えたせいで、ホールで踊る人は少なくなってる。休憩タイムみたいなもの。まだどう踊るのか馴染みがないからね。城下のほうが浸透するの早かったと思う。

 幸宏さんはクラブミュージックがお好みだし、翔太君が知らなければ歌って教えて、それをさらに翔太君が楽団に教えているから、楽団のレパートリーはかなり広くなっているのだ。幸宏さんが令嬢たちを連れ出して端の方で教えながらきゃっきゃうふふしている。

 いいな、私も踊りに行こうかな。ずっと踊ってはいたけど会話がメインだったし、身長差のせいで相手も踊りにくかろうと、大人しく踊ってて遊べなかったんだよねなんて意識をそらしながら、こみ上げるものを堪えつつ。


「だって皆さん彼を振ったんでしょう? 今更うらやましいわけないですよね。そんな見苦しいことなんて、ねぇ?」

「あ、当たり前じゃないの」

「ですよね。あ、ねえ、こう言ってはなんなんですけど、どうして振っちゃったんです? やっぱりちょっとヤキモチ焼きさんだから? 私にとっては、そんなところも可愛くてうれしいのですけど、ほら、そういうの嫌いな女性もいるでしょう?」

「ヤキモチ……?」


 少し声を顰めてみたら、声ふるえるのを押さえるの予想以上にきつい。


「ええ。今日もね、本当は休みとって私のエスコートしたかったらしいんですけど却下されたらしくて。警護に入るとそばについていられないから嫌だって。私でこれですもん。皆さん綺麗だし、お付き合いしていた頃は随分心配されたんじゃないですか―――っぐ」

「な、なによ」

「い、い、え……す、すみ、ま、ぐっ、ふっ、せ、ちょっ、ちょっと失礼」


 とうとうこらえきれなくて、慌てて隙間すり抜けてエルネスのとこまで小走りで駆け戻り、その背中に両手で顔を隠したままぴったり寄り添った。


「……カズハ」

「……っふ、む、むり、耐えられ」

「きっちりやり込めてきなさいよっ」

「だ、だって、ぐぬぬって、ぐぬぬって顔す、するんだも。そんなんリアルで初めて見た……っ」

「あんたはほんとに……なによ、ぐぬぬって」

「カズハさん、何言われたんですか」

「もう、だからカズハがあんな雑魚にどうこうされるわけないでしょって言ってるじゃない」


 あきれ顔のエルネスが、怒りかけたような微妙な顔のザザさんにたたみかけるように声まで呆れさせる。


「平気なのと無礼を放置するのは別の話でしょう。僕が腹立つんです」

「あんたがそもそも雑魚と付き合ってたからでしょうに」

「……っ」

「ぶはっそ、それ、ぐぬぬって、か、かお、やめ、て」


 てか、聞こえてたわけじゃないだろうに、どうして無礼されてたってわかるんだろ。ひぃひぃ息苦しいのが収まってから、改めてエルネスにそう聞いてみる。


「そんなの向こうの顔見てりゃわかるわよ―――そうね、あ、ねえ」

「ん?」

「バレエ踊って見せてよ。よく考えたら、あんたが綺麗な格好でバレエ踊ってるの見たことないわ」

「ああ、前のときはコサックだったもんね。ってかいいの? 禁止言ってたじゃない」

「スカートの中丸見えになる?」

「いや前の時もパニエいっぱいだから見えてなかったでしょう!? んー、今日のはパニエ少ないけど裾長いし、足さばきと曲次第かな」

「よし、ショウタのとこいくわよほらほらほらほらほらっ」





 翔太君はいつの間にか令嬢たちの輪から離れて陛下のそばにいて、エルネスが声かけようとした途端にものっ凄いいい笑顔した。きょとんとした幸宏さんの片腕つかまえて半分引きずってる。


「うん。聞いてた。全部聞いてた。今陛下に頼んで時間もらったとこ。和葉ちゃん」

「あ、はい」

「カルメンのアラゴネーズやろう。前に合わせたよね」

「え、あ、うん」


 そうそう。有名どころは色々やったもんね。レッスンもつきあってもらってるし。


 伝統でガチガチに思われがちなクラシックバレエだけども、昔から色々な踊りの要素をとりこんだ演目はあるんだよなんて話してたりしたんだ。コサックがはいったせむしの仔馬もそうだし、フラメンコがはいったカルメンもそう。ヒップホップ組み込んで違うジャンルできたりすることもあるしね。

 

「……あの、ショウタ?」

「エルネスさんわかってる。聞いてたし。僕大体この大広間の中の音は聞き分けられるし。和葉ちゃんアラゴネーズから、そうだな、スペイン色の強いDespacitoあたりに繋いで、その辺は僕のソロになるかもだけど、多分楽団のみんなも合わせられると思う。それから幸宏さん」

「う、うお?」

「適当に歌って。拡声するから。一曲一曲はイイ感じのとこ繋いでメドレーにするし僕合わせるから。できるよねできるね僕幸宏さんから教えてもらった曲選ぶから。一応切り替える前に音魔法で指示飛ばすし」

「え、あ、はい」

「あ、あの翔太君……?」

「和葉ちゃん、音楽も踊りもエンターテイメントだよね。そこは僕と同じだって言ってたよね」

「言った。言いました」

「ギャラリー巻き込んでなんぼだよねそうだよね」

「そ、そう、かな?」

「ね?」

「あ、はい」

「みんなまだまだ踊れない人多いっていうか、戸惑ってるよね。城下はもうそうでもないけど、やっぱ今来てる貴族層はまだ浸透してないよね幸宏さん」

「お、おう、そう、だな?」

「和葉ちゃん、全体的にエロくやって」

「へぁ!?」

「ギャラリー誘って引き込んで。グルーヴ感わからせて最終的にみんな踊らせて。リズムとらせるだけでもいい」

「難しいな!?」

「やって。合コンのときもしたでしょ。やって」

「無茶ぶりじゃ「やって」あ、は、はい」


 幸宏さんと一緒にぐいぐい引っ張られて楽団メンバーのとこまで連れてかれてそっから怒涛の打ち合わせを五分。打ち合わせっていうか翔太君がビシバシ仕切ってて。


(な、なあ、なんで翔太怒ってんの)

(やっぱり怒ってますよね?)

(めっちゃ笑顔黒いじゃん。どうしたのあいつ)

「二人ともいけるねっ!?」

「「イェッサー!」」


 笑いながら怒る人、さっきのモトカノたちより翔太君のが巧い……っ。





 自由に生きて自由に死ぬのと奔放を貫く傍迷惑な女カルメン。

 性悪なあばずれとか、誇り高き女とか、最近では自立した女だとか、解釈は色々あるのだけど、一貫してるのは男を惑わせて堕とす女。トモダチとしてはご遠慮したいタイプ。息子が嫁として連れてきたら、お前の手には負えないと真顔で説得しちゃうに違いない。

 けれどその一方で、そこまでやりゃ天晴だと思ってしまう。お近づきにはなりたくないのに魅力的にみえてしまう。


 いつの間にかずっと背も高くなって背中も広くなった翔太君が、力強く鍵盤を叩き鳴らす。

 ああ、いいな。やっぱりいい。

 演目を踊れば脳内で音は鳴るけど、ちゃんと耳から入ってくる音にのるのにかなうはずもない。ましてや極上の演奏だ。


 カルメンの情熱はフラメンコの手つきで観客の目を惹きつけて誘う。

 大広間のダンスホールを三拍子のリズムで刻み駆けて、取り囲むギャラリーの鼻先に触れるか触れないかまで指を伸ばしては引く。



 触れられるものなら触れてごらん

 籠の中に入らない鳥が高慢にそう歌う

 さあ、目で追え、手を伸ばせ、届かない愛を捧げなさい



 いつもなら自分が空を飛ぶように弾く翔太君なのに、誘え誘えとピアノが私の背を押してくる。


 けれどバレエは見せるための踊り。舞台に観客は上がれないし上がらせない。


 天上を目指す踊りはアラゴネーズの終焉とともにゆるりと地に降り立ち、大地を賛美する踊りへと変化する。燦燦と陽の光が降り注ぐ地を滑るように泳ぐように。



 さあ 上がれ 上がれ

 さあ 踊れ

 Despacito ゆっくりと やわらかく お互いを感じよう



 一人、手を引いて。

 一人、指で誘って。

 一人、視線で呼んで。


 令嬢とはお互いの腰に手をあてて。

 紳士とは両手の指先だけを触れ合わせて。


 



 幸宏さんの歌声が蕩けて広がっていくのに同期するかのように、身体が動くままに音に乗せている人が次々と次々と増えていく。





「ザザさん、休みとれなかったのに結局ラスト一緒に踊ってたけどよかったんすか……?」

「休憩時間でしたから」

「いやあれセトさんに無理やり替わってもらってたじゃないっすか!」

「休憩なので交代したんです」

「どんだけ! 俺めっちゃ笑うの我慢したんすよ! 翔太睨むし!」


 夜会を終えてエルネスの応接室で一息ついてる。

 幸宏さんのつっこみを、しれっと躱しつづけるザザさんは「勤務時間終わったんで」と礼服の上着を脱ぎソファで寛いでいた。私をしっかり横に座らせて。……私もそろそろ着替えたいかな? かな?


「ザザさんがどんどん自由になっていく……」

「かなり虫が湧いてきてましたからね。社交の域を超える前に牽制するのは当然です」

「ほお、湧いてましたか」

「ほんともう少し頓着してほしいようなそうでないような複雑な気分ですね……」


 座ったまま腰を軽く引き寄せられた。まだ着替えには行けないらしい。


「ふふっ、あの女の人たちの彼氏っぽい人らも引っかかってたし」


 パウンドケーキを口に放り込みながら翔太君が笑った。いや嗤った。うわぁ。


「しょ、翔太……?」

「ああ、和葉ちゃんがザザさんのモトカノ連中にコケにされてるとこ、翔太聞いちまったらしいぞ。ほら、翔太は広間中の会話拾えるから」


 翔太君の貴重な黒い笑顔に、目をぱちぱちさせて凝視してるあやめさんに幸宏さんが解説をいれた。


「なにそれ」

「いや、俺も内容までは聞いてないけどさ」

「和葉ちゃんにでれっとしてた彼氏たちに詰め寄って、逆に怒られてたし。勇者様にそんな無礼なこと言ったのかとか、まだザザさんに未練あるのかとかって。振られちゃうかもねーかわいそうにねー」

「あの人らの彼氏……翔太君そんなのわかったんですか?」

「うん。和葉ちゃんにどの人を誘えって指示だしたでしょ。その中にいたよ」


 確かにどの人を踊りの中に引っ張り込むかは、翔太君が飛ばしてくる声の通りにしたんだけど……え、そういう……?


「まじか。すげぇな翔太……」

「男がみんな胸とか体ばっかり見てると思ったら大間違いだよ。馬鹿にして」

「おう、女は乳だけじゃねぇぞ。わかってんじゃねぇか小僧」

「だよね!」

「あ、おかえりザギル」


 またいつの間にか部屋にいたザギルがチョコチップクッキーを三枚いっぺんにかみ砕いてる。

 もう唐突に現れて会話に加わるザギルに驚く人はいない。

 同意を得て力強く頷く翔太君だけど。ザギルも、うむ、なんて頷いてるけど。


(……ザギルのいう『だけじゃない』ってのと翔太のは違うと思うんだよなきっとな……)

(……ですよね)


「……そんなようなこと和葉言われたの?」

「やー、そんなはっきりとは?」

「言ってたからね!? 和葉ちゃんほんとに聞いてなかったの!? 煽ってたんじゃなくて!?」

「身体が子どもだとか貧相だとかなんて、見りゃわかるだろってこと話されてもつまんないじゃないですか。もうちょいひねりとかキレがないと……全員見事におっぱいおっきかったんで見蕩れちゃってたし……」

「えぇぇぇ……」

「和葉ちゃんが、おっぱいっていったー! おっぱいだってー!」


 きゃーっとほっぺたに両手をあけて照れふざけする礼くんの真似して、頬を押さえて嬌声をあげる。

 おっぱいおっぱい騒いでたら翔太君に実に残念そうな顔された。


「こいつがその手のことで怒らねぇのは今更だろ。確かに全員乳でかかったしな。氷壁の趣味なんじゃね」

「なっっ違いますからねっカズハさん違いますから! たまたまですよ!」

「え、ええ、そんな強調しなくていいですよ……大きかったですけど」

「おっぱいー!」

「おっぱいー!」

「ザザさんおっぱいすきなのー!?」


 礼くんの天真爛漫攻撃が炸裂した!


「―――ちがいますって!!!」

「そうよねぇ。ザザは見た目にはこだわらないわよ」

「エルネスさんって、ザザさんのモトカノみんな知ってるんですか」

「当たり前でしょ」

「なんで当たり前なんですか!」

「ザザの出す条件は『会うのは月二回のみ』だけだもの」

「「「えっ」」」

「うわああああああ! なんで!」

「あんたいい加減諦めなさいよ。付き合い長いやつはみんな知ってるんだから」


 ザギルがおもむろに勇者陣の顔見渡して、へらっとまた意地悪な顔で笑った。


「氷壁よ。よくわかんねぇけど、乳でかいのが好みって言っておいたほうがまだマシだったんじゃねぇの?」

「―――べ、別に条件ってわけじゃ」

「休みの日にしか時間つくらないって聞いてたけど、もっと少なかったんですね」

「カ、カズハさんなんで……神官長! またあなたですか!」

「ちがうわよー有名なだけよー」

「うふふ。私とは三日と空けずに会うって言ったら、あの人たち悔しそうにしてたー」

「あ、ちゃんと反撃してたのね」


 ちょっとほっとしたような顔するあやめさん。ほんっとかわいい。


「ばっちりですよ。途中で笑っちゃって離脱しましたけど」

「笑ってって」

「だって、ぐぬぬって顔するんだ、も、ふっ……だめ、ちょっと思い、だし」

「……そ、それならいいけど。というか、私たち和葉と付き合ってるザザさんしか知らないから月二回って意外。しかも条件提示」

「……別に条件って明言したわけじゃないですって。そのくらいしか時間つくれないって前もって言うことはありましたけど」

「つくれないんじゃなくてつくる気なかったんでしょうが」

「今よりももっと忙しかったってわけじゃなくてですか?」

「そっそ。仕事のほうが面白いから。そのころのザザ知ってる面子からしてみたら今のザザは意外どころじゃないわよ」

「あー、総長さんもそう言ってましたよ」

「……くっ、休みくれなかったくせにあの人は……っ」

「僕学習したよ」

「どうした翔太」

「付き合う人はやっぱりちゃんと選ばないと駄目。後で付き合う子が困る」


 きりっとそう決意を新たにする翔太君は、もしかして一番イケメン素質高いのかもしれない。ソファにめり込んだザザさんを見て笑い袋になった幸宏さんを「幸宏さんも気をつけたほうがいいと思う」と切って捨ててる。


「まあ、あの女たちなら月二回でもいらねぇなぁ。どうしてもっつんなら一回つままないでもねぇけどよ」

「どこまでも上からくるね」

「ああいう無駄に気位だけ高い女は感度悪くてつまんねぇ上にめんどくせぇからな」

「ほんとどこまでもサイテーだね!?」

「翔太! 俺らあれよりましだろ!? なぁ!?」

「ユキヒロ。勝手に僕とまとまらないでください」

「ひどい!」

「幸宏さん、下をみたらきりがないんだよ」

「ひどい!」





 さて、と、一通りテーブルの上のクッキーやら軽食を食べたザギルが、手を払いながら立ち上がって私の鼻を軽く弾いた。


「ちょっとでかけてくらぁな」

「これから? 夜ご飯ちゃんと食べた?」

「食った食った。あんま調子のって魔力使うなよ」

「帰りは?」

「あー……、少しばっかり遠出すっかもだけどそんな遅くなんねぇよ」

「ふぅん?」

「―――んだよ」


 ザギルの目の前まで寄って行き少し背伸びして両頬を両手でぱぁんっと挟むと、ちらりとザザさんを横目で見てから、いつも通り私を子ども抱っこしてくれた。

 うん。妙に穏やかな顔してる。この顔知ってる。


「どこいくの?」

「んー? いつも通りの情報収集だな」

「帰りは何時?」

「だからちょっと遠出すっから」

「何時?」

「二、三日かかる、かもしんねぇけど」

「そんなおなかすいた顔したまんまで?」


 虹色がわずかに揺らいだ。


「―――捕獲ぅううう!」

「「はいっ!」」


 私の号令と同時に、翔太君の音魔法で平衡感覚を一瞬奪われたザギルの重心がずれた。

 一歩後ずさったところに、そのザギルの膝に礼くんがタックルしてしがみつく。


「秘技こなきじじぃ!」

「うぉっ、お、重っ! てめ、うあ―――」


 仰向けに床へ倒れこんだザギルの胸に跨って、重力魔法で加重!

 私たちの周囲を覆うプラズマシールド!

 どうだ! 見よこの連携!


 両肩を床に押しつけられてじたばたもがいてるけど、両脚まとめて礼くんががっちり捕まえてるし、加重した私はザギルの腕力でもはねのけられない。

 輝きを増した虹色が睨み上げてくるけど、そんなの私に通用するわけがないでしょうに。


「で、ザギル? どこいくのか教えて? お願い」


 飛行訓練を渋るザギルとザザさんを説得するときに幸宏さんが教えてくれた攻略法。小首かしげてわずかに上目遣いからのお願い。前回は効いた。


「―――てめぇ、それ前にもやったな。誰の入れ知恵だ?」

「幸宏さん! まさかの初回限定だったよ! だめじゃん!」

「ばらすなって言ったじゃん!」



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